人間の福祉vs動物の命
from : pet salon Mignon DIARY
火曜日のエアジャンは麻酔をかけた影響もあるのか、あまり調子が良くなさそうで、酸素テントを開けて声をかけると弱々くしく鳴きながら前へ出てきた。
フードは踏んづけた跡があるだけで減っていない。
大丈夫?
声をかけると、かすれた声で返事をする。
呼吸が荒い。
検査結果が早く出ないか。
FIPだったら苦痛を長引かせるよりもすぐに安楽死をしたい、と先生に伝えていた。
息が苦しいのを見ていると自分が喘息発作になった時の混乱と苦痛を思い出す。
3月がピークかと思っていたけれど、高齢者がどんどん倒れていて動物の引き取り依頼の電話が止まらない。
しかも行政の福祉担当からの相談も多い。
担当している高齢者が倒れて入院してしまったので、大至急動物を引き取って欲しい、と電話が来る。
引き取りはできないんです、と説明をすると、引き取ってくれる施設を紹介して欲しい、と言われる。
そもそも動物を無償で引き取ってくれることろは存在しないんです、ご近所の方などに餌やりをお願いしてもらって、譲渡先を探すしかありません、と説明すると驚かれる。
みなさん、どうされてるんですか?
どうしようもないんです、動物は飼った人の責任なので。
同じ日に何箇所もの区市町村から相談が来るので、福祉担当の職員は動物についてどうしたら良いのか、何の引き継ぎも受けていないようだ。
何日もかけ続けても電話が通じない愛護団体があるからもう少し粘ってみます、と言われるけれど、恐らくそここそ引き取ってくれないだろう、その時間があったら近隣や親戚に頼んだ方が現実的だ。
この問題は以前から放置されているけれど、行政としての立場をきちんと決めないといけないと思う。
高齢者や生活保護受給者が動物を飼うことの責任の所在をどうするか。
飼って良しとするなら、ペットの医療費が払えない人の費用を税金から拠出するのか、飼えなくなった場合の老犬猫の飼養を区市町村で行うのか。
それらの財源はどうするか。
飼ってはいけない、とするならば、すでに飼っている場合は人間が倒れる前に譲渡先を探すことと、新たに飼わせないことが必要だ。
福祉担当の他にも、息子に犬をプレゼントされたけれど、自分は高齢で体調が悪いから飼いきれない。息子の家はペット不可だし仕事で忙しい、早く引き取りに来て欲しい、と無責任な電話がたくさんかかってくる。
もう知らん。動物たちの世話をしよう。
エアジャンはまた違うタイプのウェットフードに食べが悪い子の相談を受けて仕入れたフリーズドライの食材をまぶして、海の幸とトリュフ(嘘)の饗宴です!と出してみた。
お前はやっぱりアホだ、という顔をして、ドアの前でしばらく座っていたけれど食べ始めた。
※お知らせ※
出荷ミスを防ぐために通販ページに保護動物用のコーナーを作りました。
いままでは備考欄へ「ミグノン寄付分」と書いていただいていましたが、今度からこちらよりお願いします。
【今後のスケジュール(譲渡会以外は要予約)】
4/14(日)12:00~16:00 ミグノン いぬ ねこ うさぎ とり もる いたち譲渡会
4/21(日)14:00~16:00 水越美奈先生 猫の行動学講習会 参加費¥3000 予約受付中
4/27(土)12:00~16:00 ミグノン いぬ ねこ うさぎ とり もる いたち譲渡会
5/12(日)12:00~16:00 ミグノン いぬ ねこ うさぎ とり もる いたち譲渡会
5/19(日)14:00~16:00 水越美奈先生 犬の行動学講習会
5/25(土)12:00~16:00 ミグノン いぬ ねこ うさぎ とり もる いたち譲渡会
※注意※ペットサロンミグノンはトリミングサロン、ペットグッズショップです。
保護活動に関するお問い合わせはショップではお受けできませんので団体ホームページよりどうぞ。
renconrer-mignon.org
★各種問い合わせはインフォメーションのアドレスで一括して受け付けております。
担当者もすべてボランティアですので、お返事にお時間がかかります。
info☆rencontrer-mignon.org
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★ミグノン通販ページがリニューアルしました★
2011,2,11,商品アップしました♪
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