2019年4月11日木曜日

移動中

移動中
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

 

闇(やみ)屋

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


行政機関に届け出もせず

犬猫を
繁殖させて売ったり展示したり

犬猫を
保護育成したりする人のことを

闇屋(やみや)と言います。

えぇぇ・・・

困っている犬や猫を
保護育成するのにも届け出が要るのですか?

必要な場合があります。


https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/trader.html

※※第二種動物取扱業もお調べください

法律や決まり事って
取り方や解釈だったりするので

無登録のまま
保護活動を行っている人もいますが

きちんと責任を持って
愛護ボランティアをやっている人は

みんな登録しておられます。

そんな基本的なことを
つべこべ言って登録しないのは

社会的にはNGだと私は思います。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


闇のチワワ繁殖屋

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


この件がわかったのは

偶然の偶然なのですが・・・

去る4月7日

善い人が
犬を飼いたいと申し出てくださったので

その人に合う犬を探していたら

たまたま
うちに来ていたぽっちゃり王子が


「チワワなら闇屋が
知り合いがやっている譲渡会場に連れて来て

「要らない」と置いて行った子がいますよ」
・・・と言いだしたことから

始まったのです。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



闇(やみ)の繁殖屋って言うと

ドロドロと

ドス黒い地下組織的な裏がありそうな

怖い感じがしますけど

相手は
オバケではなく生きた人間ですから

なんとかなります。

少なくとも私は

オバケや高い所と比べたら


生きた人間は
どんなタイプでもぜんぜん平気です。




DSC_6420



※※※このオバンこそ闇屋ですか?
明らかに・・・人相違反でしょ
すみません・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


この子が闇繁殖屋が
「要らない」と置いて行った子です。

要らない理由はよくわかりませんが

とにかく

チワワを(私に言わせればチワワ雑種)
1万~2万程度で売っているんだそう

またそれをアッセンしている

中間業者もいるんだそう

うちから
車で3〜40分の那須塩原市内で

そんなことが起きているって話を聞いたら

知らんぷりもできんでしょう!

・・・なので
なんのビジョンもなく

たちまち(とりあえず)

《犬が飼いたいタダのオバサン》として

ぽっちゃり王子に連れられ

繁殖屋をよく知る人と落ち合い

その人が私のことを

犬を飼いたい人を連れて来たよ

・・・的な感じで3人で行きました。

闇屋は60代のジイサンでした。

「オレのかわいい子たちだから
手放す気はないのだが

あえて手放すとしたら」

・・・とかなんとか言いながら
案内してくれました。



DSC_6408


これって多頭崩壊じゃん・・・


DSC_6407


ジイサン的には《要らない犬》だけど
閉じ込めているわけではなく

4部屋ぐらいを自由に使わせていました。


DSC_6377


もしかしたら
根っからの悪人ではいのか?

いやいや・・・だからと言って
このまま野放しは絶対にダメ!

何匹かだけでも助ける・・・とか
そが〜な中途半端なこともダメ!

やるなら《元栓》をしめなきゃ!!



DSC_6378


チョロチョロ走り回るので
何匹いるかも数えられんし

さて
どうやって全頭救出するかな?



DSC_6376



なんでもここには
誰にも見せない別室があり

そこには
手放す気がないメス犬がいるとの話

離乳したら売るつもりの
生後2週間の仔犬もいる・・・

まずは私が考えるべきことは
救出方法ではなく

その別室に入る方法じゃ・・・



1554758128417



※※マスクで変装したつもりです。


ペラペラ雄弁に語るジイサンの
隣りに座って

私はひたすら
ジイサンの腹の中を読み続け

別室に案内してもらうチャンスを
探りました。


DSC_6379



今となっては

なんと言ってその部屋に入れたのか
覚えてはいませんが

うまいこと潜入することに成功しました。




DSC_6386


噂どおり
赤ちゃん犬がいました。



DSC_6387


そこには
メス犬だけでなくオス犬もいました。

そりゃ~仔犬は生まれるわな
普通に・・・

犬を飼いたいだけのタダのオバサンが

頭数を数えたり
性別・年齢・血縁関係など聞くもんで

ジイサンが私のことを
「怪しいぞ!」と気づいたみたいで

急に《お怒りモード》となり

「何しに来た!帰れ!」と
私の胸ぐらをつかみ私に殴りかかりました。

最大チャ〜〜ンス!

相手は60代のジイサン
私は57才の若者

どっちが強いかは一目瞭然でしょ

頃合いを見て
ぽっちゃり王子がジイサンに助け船を出し

助けてもらったジイサンは

《気持ちよく》
こ~なったいきさつを話し始め

その話の途中も
私は怒ったりホメたり

なんだかんだ言いながら
ジイサンを説き伏せ

30分もしないうちに
全頭の所有権放棄で合意

明確な作戦もなく
行き当たりバッタリで

ジイサンちまで行ったけれど

所有権放棄書にもサインをもらい
結果オーライとなりました。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



所有権放棄書は
すでに取っていたので

翌4月8日は

今後についての
厳しい誓約を示した契約書を持って

31匹の犬をお迎えに行きました。


玄関先でジイサンが

またショウコリもなく


私にケンカを売ってきたので
『またかよ?』・・・と思いながら

一応は私も
またケンカを買いました・・・

負けるのがわかっていながら何故
ケンカをふっかけて来るんじゃろう?

今までも
思い通りにならなくなると吠えて

相手をビビらせて
ど~にかしてきた・・・

そ〜ゆ〜生き方をしてきたんでしょう・・・

いかに相手が男とは言え
相手は60代だし

《体の太さ的にも》私の方が優勢なのは
火を見るより明らかだったので

一緒に行っていた田原君は
私を助けに来る雰囲気もなく

私とは5m離れたところで
ただひたすら

犬を入れるためのケージを
組み立てていました。

まぁ・・・その判断のお蔭で
ジイサンが降参したころには

十数個のケージが
組み立てられていたわけですが


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


全頭の所有権放棄書
&今後の契約書とともに

31匹の子を
栃木拠点に連れて帰りました。



DSC_6410



繁殖させていたことも
安価な額で仔犬を売っていたことも

この子たちの生活圏が
多頭崩壊現場みたいだったことも

すべて事実ですが

ジイサンが
犬好きだということも事実で

犬たちに対して
食べ物を与えないとか

暴力等の虐待は
まったくなかったと思います。

それは
犬たちを見たらわかります。

一般的な繁殖屋から救出した子たちや
暴力を受けていた子たちは

誰の目にも
病んでいることがわかります。

それと比べたら
このチワワ雑種の子たちは

ちょっとの生活音で
ビクビクするときもありますけど

それは

初めて見る人や
知らない場所に行ったときに起きる

犬の防御本能程度です。




DSC_6411




ジイサンが言っていました。

「オレも犬を去勢しようと思って
動物病院に聞いたことがあるんだよ

そしたら獣医が
1匹5万かかるってんだよ・・・

そんなの高くて払えね~べ」

私は
この言葉が印象に残りました。

やっぱり
不妊手術代が高いのが問題か・・・

多頭飼養崩壊者も
同じことを言いますもんね

・・・だからと言って

生活を営むために
動物病院を経営している獣医さんに

「安くしてほしい」とは言えないし

愛護団体に頼るのも
いろいろと限界があるでしょ・・・

・・・ってことは

行政機関で働く職員獣医が
不妊手術をやるしかないじゃん!


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


翌朝


DSC_6415



やっぱり・・・

去勢されないまま
やり放題で生きていたから

カケション大魔王ばかりです。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


連れて帰った翌日には
全頭の不妊手術を終えました。



DSC_6426




繁殖屋の解体も
多頭飼養崩壊者と同じように

いかに《再発防止》を徹底するか

・・・が
最大のポイントになります。

なにより怖いのは《再発》ですからね

私が全頭取り上げたことで
寂しくて新しく犬を手に入れらたとしたら

もとのモクアミになるしね

私は再起できそうなケースだと
再発防止策として

数匹残すことがあります。

試しにジイサンに

『手術した後で
5匹ぐらい戻してやろうか?』

・・・と言ってみました。

ジイサンは
私の想像以上に喜びました。

・・・だけどジイサンも

長年あんな生活をして
実は疲れていたのか

年寄りの子ばかりを選びました。

私は心の中で
ちょっと笑いました。



DSC_6427



ジイサンが選んだ5匹は術後
ジイサンを栃木拠点に呼び寄せ

最期まで面倒をみる等
数々の誓約を盛り込んだ契約をさせ

厳しく確認して
連れて帰らせました。

そのときにに他の子たちも
ジイサンの姿を見て

喜び勇んで駆け寄って行ったので

ジイサンは今までは
間違っていたことをしていたけれど

やはり
犬好きなんだなと思いました。




DSC_6432



全頭
毛玉を取りしました。

↑  ↑  
私はトリミングまではできんですけど
毛玉ぐらいは取れます。



DSC_6431



伸びている爪も切りました。

↑  ↑  
爪切りは苦手なんですけどね・・・


DSC_6434



発情がきていた女の子はおしり回りの毛が
ぐちゃぐちゃだったので

かなりバリカン剃りをしました。


DSC_6416


いぬ親さん大募集

。。。。。。。。。。。。。。。。。


純粋なチワワではなく
《中型雑種だけど小柄な長毛の子》

年齢は1歳~4歳
体重は4kg~10kgです。

どうか皆さまよろしくお願いいたします。

「ぜひ我が家に」
・・・と思われた方は

栃木拠点に電話して
うちの者が質問することに答えてください。

その後OKなら

私から連絡を入れます。

0287-74-5039(栃木拠点)



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


今日の動画

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



栃木拠点の朝5時すぎ

 


疥癬タヌキのホウショウ君の今

  


救出したチワワ雑種たちの今
かわいいですよ♪♪