from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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午後になってみるみる空が暗くなり、今にも夕立が来そうになった。
はっちゃん(秋田MIX♂6歳)がちょっと不安そうにしていたので、いっしょにベッドに行って寝転んだ。
エアコンを入れていても暑かったのだが、はっちゃん喜んで「ウオーン、ウオーン」と声を上げた。
そのあとは床でひとり寝そべっていた。
安心するまで一緒にいるとか、ちょっとうれしいことをするなどは、犬の精神的安定と満足度の向上に欠かせない。
何度も書いているが、「これぐらい大丈夫」などと自分の基準で決め付けてしまうと、いつまでも納得できずに引きずることになる。
犬育ては子育てと同じだといつも感じているが、今日もネットを見ていてそう思ったことがあった。
海外在住の方のブログで、夫婦ともにフルタイム勤務しており、毎日子どもを保育園に送り出しているという。
ところがあるときから子どもが朝なかなか起きなくなり、保育園に行かないと言い出した。
何度も話したりなだめたりしてもダメだったので、困り果てて家族カウンセリングを受けた。
すると日々忙しいのはわかるが、毎日10分でもいので子ども主導の遊びに付き合うように言われた。
子どもの言うことを聞いていると、こちらの言うことにも耳を傾けてくれるようになるといわれたそうだ。
全く同じようなことが犬との間でも起こる。
仕事に行こうとするとストレス行動が出るとか、帰宅後に興奮が収まらないとか、吠えたり噛んだりするとか。
そんなときに、「ダメッ」「いけないっ」などと叱っても、犬のフラストレーションが高じるだけだ。
逆に一緒にゆったりと過ごす時間をとって、犬の言い分に耳を傾けたり、その気持ちに共感したりしていると、気持ちが安定してコミュニケーションがスムーズになる。
お互いにお願いしたり譲歩したりしながら、上手く回るようになっていくのである。
子どもだからとか、犬だからと一方的に言うことを聞かせる発想だと、反発し合ってお互いにイライラする。
犬に対して不満を感じたら、毎日意識的に時間をとって、双方向的なコミュニケーションをしてみよう。
そばにいて座っているだけでもいいし、今日のわたしとはっちゃんみたいに布団の上でごろごろするのでもいい。
幸せな時間を堪能しよう。
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