from : ねこかます
現在、謎扱いでtwitterでつぶやいている白たぬきの暁璘。
エピソード先行ですが、何というかこいつには色々ありまして。
2018年10月のある週末、保護した人から連絡があって、色々事情を聞いて考えた末にこれは預からねばいかんとピンときたので、週末の深夜を車で走ることに。ちなみに初代はっちゃんと同じ場所です。
預かって帰る際に、途中でコーヒーでも飲むかと思って栃木県某所のセブンイレブンに立ち寄りました。
時間は深夜一時前くらい。
コーヒーと軽食を買って車に戻ろうとすると、車好きそうな若い兄ちゃん達が野良猫を囲んで何かしてる様子。みると、コンビニ店員が見守る中で猫を車のトランクに入れようとしてました。
どうしたんですか?と聞くと、「この猫、店に来るお客さんに餌もらって居着いちゃって。懐こいならこのお兄さん達が連れて帰って飼ってくれるっていうから、捕まえようとしてるんです」との事。
猫は明らかに未去勢のかなりいかつい真っ白な猫。
こいつそっくりでした。これよりもっとデカくてゴツゴツしてましたが。
ボロボロの白猫の保護預りの帰りにまた白猫か…。
しかし、触れるのは許すけど、流石にトランクの中にそのまま入れるというのは猫も嫌がって無理な状況な上、入れたとしてもどっちにしろ危ないし、出す時どうすんねんって話でもあり。
見た所、雰囲気的に兄ちゃんたちが飼おうと思うという言葉に偽りはなさそう。
そんな訳で、「自分、猫の保護活動してまして。ちょうど今帰りなのでキャリー使ってください」と言って車からキャリー持ってくると兄ちゃん達も店員も驚きの表情。そりゃそうだ。
※画像は関係ありません
そんな訳で、その白猫の首をむんずとつかんでキャリーに押し込んで兄ちゃん達に渡し、帰路に着きました
…という訳にはいかず。
キャリーに入れたまではいいが、未去勢筋骨隆々のオスがじっとしてるわけがありません。
ウニャー!と暴れるとあっさりとキャリーの扉を留め具が吹き飛ぶほどの破壊をして逃走。
猫が本気になったら、市販のキャリーなんてあっさり破られるし破壊されます。
「…お役に立てずすいません」「…イヤイヤこちらこそお手数かけまして」
なんかそんな微妙な空気の中、家路に着きました。店員さんは逃げたところを無理やりつかまえようとして引っかかれて怪我してました。入念に消毒をするように、あとはできるならあの猫は去勢して下さいとは伝えたものの。
これでそのごっつい白猫も大人しく保護できて、兄ちゃんたちが飼って、今も家猫として幸せに暮らしてますだったら話が出来過ぎですけどね。野良で生きる猫の保護はやっぱり色々なタイミングが合わないと難しいです。
暁璘を預かった日はそんな感じでした。
それから数ヶ月、今では暁璘はこんな白つちのこになり、そのごつい野良白猫と並ぶくらいの体格に。
あのごっつい白猫は、まだあのコンビニで看板猫をしてるかもしれません。
もうちょっと埼玉に近ければ、自分も色々とその後の事のお手伝いはしたと思うんですが、如何せん栃木では…。
猫に関わってると、本当にいろんなことがあります。
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