from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
今年も懲りずに始まりました。
【超・不便なところにある】
延岡TNR一斉(笑)
神奈川県横浜市
不便で行きたくはないのだが
赤ちゃんをおんぶしてまで頑張るような
根性のある人がリーダーで
まぁ行かざるを得んかな・・・と(笑)
【なんの欲もなく猫のためだけに】
頑張る人には
できる限り応援したいしね
たぶん
この気持ちは《このお方》も同じだと
おや!また珍しく働いとる(笑)
補液しているのですね!
この前
鹿児島の濱崎先生から
「堕胎した猫は補液した方がいいよ」
・・・と教わったので
桂代ちゃんに『そ〜しようよ』と言い
桂代ちゃんも「そ〜しましょ」と♪
いつも言っているように
私たちは
自分が今やっていることが
最高だとは思っておらず
もっと良いことは山のようにある
・・・と思っているので
誰かから良いことを教わったり
実際に体験したりすると
すぐに実行して身につけていき
ちょっとでも最高に近づけようと
努力しています。
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12年前ぐらいかな
うちにパルボにの子猫が来て
その子猫が2週間の入院後に来たから
私としてはまったくのノーマーク
そのせいで
うちにパルボウイルスが散らばってね
言葉には言い表せられないぐらい
神経が衰弱したことがあります。
当時うちにいた650匹のうち
【ワクチンはまだ早い】
・・・と言われていた子猫がワラワラ
【ワクチンが打てない】
・・・と言われていた出産直後の母猫が数匹
【前日ワクチンを打った】
子猫が十数匹
今では考えられないけど
この当時は恐ろしいことに
うちには
【ワクチン未接種猫が5〜60匹もいた】
・・・のです。
このパルボ騒動の中
【前日ワクチンを打った子猫】は
全員ほぼ無症状で普通に元気で
私はこのときに
『ワクチンから得る抗体が2週間』
・・・ってのは最長期間であって
猫パルボに限り
ほぼ100%の猫にたった1日で
抗体ができることを実体験しました。
この経験をもとに
うちが【日本一パルボが入りやすい環境】
・・・であることから
成猫は意識不明の負傷状態か
高熱が出ていない限り
少々の鼻水程度ではワクチンを打ち
子猫も母体抗体により
効かないことはあるでしょうが
(その後2回目接種をしますし)
一般常識より早い段階で
ワクチンを打つようになりました。
ワクチンを接種したことによる発熱や
体調を崩す子猫は(もちろん成猫も)
今のところいません。
また全国TNR一斉でも
会場で手術を受けた猫には1匹の漏れもなく
ワクチン接種をしていますが
「エリア内で
パルボが出て多くの猫が死んだけど
TNR一斉に連れて行った猫は
全員元気です」
・・・という話や
「ワクチンを打った猫は風邪をひかない」
・・・という話や
「ワクチンを打っていない猫と
ワクチンを打った猫とでは
健康に格段の差が出ます」
・・・という話は
いろんな所から耳に入ってきていて
私たちのTNR一斉に
何度も参加している人たちは
ワクチンの有効性をより実感しています。
「不妊手術と同時にワクチン接種をしたら
猫への負担が大きい」
・・・と言う獣医もいますが
不妊手術と同時にワクチン接種をしても
猫たちは平気です。
・・・なのでもしも私が
『ワクチンは打たない』と宣言したら
みんな一瞬で撃沈すると思います。
どこにいてもおかしくない
パルボウイルスから猫を守るために
ワクチン接種は絶対に必要です。
せっかく不妊手術をしたのに
猫風邪で死んだ・・・とか
パルボで死んだ・・・とか
それは寂しい話でしょ
だから誰がなんと言おうが
TNR不妊手術にも
ワクチン接種は必要不可欠だと思うので
私たちのTNR一斉では
個人で活動している
ボランティアさんの負担をなくすために
不妊手術とワクチンはセットにしています。
もちろん
それだけ1匹あたりのコストはかかりますが
過酷な生活を送っている
野良猫のことを思うと
ここはTNRを推奨し
実行している愛護団体として
踏ん張るべきところでしょう!
お金には代えられないのが命
安目で妥協しちゃダメだと私は思います。
どこかしこに傷を負っている季節の到来
いやじゃね・・・発情期って
耳先カットする前にケンカで
こんなにギザギザにして・・・
私がオス猫だったとしたら
このタイプだと思うから余計に
いろんなことを考えます。
黒猫なのに一部に白い毛
おそらくこれはケガのあと
ケガをして毛が抜けて
新しく生えた毛が白だったのだと思います。
よくある話です。
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妊婦が多いこの時期
私は屁タレなので
メス猫のオシッコ絞りはやりません。
その代わり
オス猫のオシッコ絞りは通常通りやります。
メス猫は
子宮を出すときに膀胱を傷つけないように
オシッコを出して
膀胱をシボます必要がありますが
オス猫は
お腹を開けないから
膀胱をシボます必要はありません。
・・・が
オス猫は
尿石による尿閉になりやすいので
圧迫してみて詰まっていないか確かめ
少しでも違和感があれば
その場で尿検査をして
お世話さんに「PHコントロール」を
食べさせるよう話をします。
その意味もあり
また
術後にオシッコで汚れないためにも
私は必ず
オス猫もオシッコを絞るのです。
・・・で今回は
粘膜の色は悪くないのに
黄色いオシッコの子がいたので
多めに補液をして
1回ですけど治療もしました。
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今回の執刀医は
副院長を務めていた
神奈川県横浜市
さかい犬猫クリニックの酒井院長
山口獣医科病院で新人のときから
私が成長株だと読み目をつけていた
神奈川県横浜市の
いなば動物病院の稲葉院長
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「バッタリ妊娠しなくなった」
・・・という猫が来て
お腹を開けたら
卵巣には水腫と血腫があり
子宮は蓄膿症でした。
そして
やたらと子宮が長い・・・
これは痛い・・・よく我慢したと思います。
不妊手術を施していないのに
《妊娠しない》
これは
子宮か卵巣が異常だということですよね
どこかがおかしいから
妊娠しないわけですから
黙って様子を見たりしないで
すぐに病院で不妊手術をすべきです!
不妊手術をして
卵巣&子宮を取り出せば治るわけだから
カサブタを取ったら
ポッコリと大きな穴が
他にも無数に傷があるから
何かしらの機械に当たったかな?
もちろん
ちゃんと処置しました。
ケンカ傷が膿んだのかなぁ・・・
かなりの悪臭がしました。
これは
さすがに『青い薬で』という訳にはいかず
切り捨てて
キレイにして縫合しました。
お世話さんが
しばらく様子を見てくれるそう
理由を聞くのを忘れたけど
ザン切りカットの子
ザン切りカットを見たら思い出します。
2011年5月
福島原発エリアで保護した犬も
なぜか
ザン切りカットでね・・・
『中型雑種でザン切りカットじゃ〜
預かり先も見つからんね』
な〜んて言っていたら
いい人が預かってくれてね
福島原発の救援活動は
楽しいことや嬉しいことが
いっぱいあったな・・・
そんなこんなで
【不便なところにある】延岡TNR一斉
無事終了いたしました。
なんだかんだ言いながら
次回は秋に来ようと思います♪♪
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広島本部から負傷猫の状況
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
広島県内のセンターには
毎日のように負傷猫が入ります。
その毎日のように入る負傷猫を
《過去の》広島県内のセンターだと
何ひとつ手当てをするでもなく放置し
そのまま殺処分していましたが
《今の》広島県内のセンターは
内臓が出ていない限り
生かそうという考えを起こして
超特急でうちに連れて来ます。
職務を傘に
普通に殺処分していた職員としては
素晴らしく誇らしい成長だと思います。
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私が広島本部を出発した直後に
車にハネられ川に落ちた猫を
目撃者の通報を受け
広島市のセンター職員が迎えに行き
その足で
うちに運んで来たんだそう
広島本部の者たちは
まさかの緊急時には慣れているから
私がいなくてもそこは無問題
車にハネられ川に落ちたから
全身が汚れていますが
それは後回しして
これは即・外科的処置だと判断し
麻酔下で麻由子先生が
キレイにして
外科的処置をしたそうです。
一目瞭然な粉砕骨折
車にハネられ足を骨折し
飛ばされて川に落ちたときに
顔面を強打したのかな
うちの院長は手先が器用ですからね
これぐらいは
あっという間に処置します。
この勢いで食チューも入れて
あとは
この子の生命力
私たちは祈るしかありません。
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そして
延岡TNR一斉が終わったころ
届いた写真
あら・・・以外と男前♪♪