2018年12月2日日曜日

広島本部・12月2日

広島本部・12月2日
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ
今年の11月は暖かい日が続き

外に出るときに
ちょっと引っ掛ける程度ですんでいましたが

さすが12月
広島本部あたり今朝は寒い朝でした。

今までならこ~なると
栃木拠点はさぞかし寒いんだろうな

・・・と
うなだれていましたが

今年の冬はちょっと違います!!

なぜなら

春から夏にかけて栃木拠点を
大改修するからです。

一応の計画では

破れたビニールを貼り合わせていた水場も
※私の机があるところ

ちゃんとした形ににするので
運がよければ今年の冬が最後の寒さ

『やった~~ッ!』

・・・だけど

当然のことながら犬・猫が優先なので
私たち人間が使う水場は

もしかしたら
来年内に終わらないかも知れませんが・・・

まぁそれにしても
破れたビニールの壁ってね(笑)

まるで外にいる状態ですから
我慢にも程度があるぐらい寒かったので

それが変わるってだけで
先は明るいなって感じです♪♪


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モンちゃん

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肛門の上のあたりから
直腸までが筒抜け状態で破け



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肛門の上の穴から
ウン〇が漏れ出ていたので



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10月9日に

横浜のいなば動物病院で
縫合してもらった

モンちゃんの予後ですが



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~~~術後のモンちゃん~~~

体重も軽く
バサバサの毛でしたが


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~~~今現在のモンちゃん~~~

食欲もあり
調子もよくええ感じですよ

繊細な肛門付近を
無理やり引っ張っての縫合なので

「薄くなった部位から穴が開くかも」

・・・と
稲葉院長に言われていたとおりに

穴が開いてしまいましたが
直腸の穴はふさがっているし

ええアンバイの穴で

ウン〇漏れもなく
健康的でご立派なウン◯も出るし

生活には支障がありません。



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肛門に穴が開いているから
常に体液が漏れていて汚れやすいですが

これぐらいはね許容範囲でしょう



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甘えん坊さんで
抱っこが大好きですけど

自由は苦手みたいで
自由にさせるとケージに戻りたがります。

だいたい猫は

ケージでの闘病生活が長くなると
ケージ好きになりますが

閉じ込めっぱなしは個人的にイヤなので

うちでは1日に数時間だけでも
外に出すようにしています。



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こちらもケージ生活は長い
ワキ破れコンビです。

猫の中には

自己免疫疾患で
脇や股の皮膚が破れる子は多いです。



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ともちゃんも
あともうちょっとが長い・・・


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ゆうこちゃんは

ここまで治ってから
停滞期間がもう何ヶ月かになります。

最初に破れていたとこなんて
すっかり毛が生えて

完璧に回復したのですがね・・・


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シッポかじりプリンちゃんは

カジらないようにシッポを落としても
カジるのをやめません・・・

犬のシッポかじりチビ君と同じで

何かのスイッチが入ったときだけ
カジるのですが

なんのタイミングでスイッチが入るか
わからんのです・・・



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エリカラするとパニックになって
呼吸困難になるし・・・

カジったシッポは痛そうですが
どうもできんのです・・・

これがカサブタになり『もうちょっと』
・・・と思ったころ

またスイッチが入ってカジるのです・・・

シッポかじりプリンちゃんは
外が大好きなので

外に出ている時間は長いし
このままフリーでもいいんじゃん

・・・と思ったり

スイッチが入ったときに
周りに他の猫がいても対応が上手くいくか

そこらが不安だったり・・・です。


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夜になり
それらの猫たちをケージに戻していたら

目の前にタヌキ


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五郎くんです。

同じくタヌキのジンジンと交代で
室内フリーになっています。

歴代のタヌキも含め
今現在うちにいるタヌキは全員

他種とは折り合うのですが
なぜかタヌキ同士は仲良くせんのです・・・

外にいるタヌキは

タヌキ同士が
仲良くご飯を食べているのに

これは《みなしご七不思議》のひとつです。



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いっちょ前に噛んでます。
もちろん歯は立てないですけど(笑)

ちっちゃいくせに生意気だぞ五郎!
私ぐらいデブになってから噛め!

え?
・・・それじゃ指がちぎれるか(笑)


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ふと見ると


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ダッPのフランとチョコとソラが

わざわざ
1つのケージに入っています。

なんでまた・・・狭いのに



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特別
仲良しなわけでもないのに

なにやってんだか(笑)

猫も見てたら
たいがいおもしろいですが

犬の方がトンチンカンなことを
よくやってくれます。

大笑いしながらそんなことを言っていたら
忍に言われました。

「中谷さんも
たいがいオモロイですけど(笑)」




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一見
普通の黒猫のクロちゃんは

実は負傷猫で

下腹部からシッポにかけての
神経が切れていて

オシッコとウン◯が垂れ流しになります。

自由に垂れ流されたら
さすがに迷惑なので

できるだけ圧迫して出して
コントロールしています。

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負傷猫

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顔面を強打してアゴの皮が
ずり落ち

そこを縫合した子が来たのですが・・・

うちには
アゴの皮がずり落ちた子はよく来ますが

そんな子の中で縫合が成功した子は
見たことがなく

縫合しても
みんな再びずり落ちます。

案の定

うちに来て数日で糸が切れ
再びベロンと落ちてしまったので

手で元に戻して

しばらくは
口を使わせないように

食道咽頭チューブで流食しています。




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このまましばらく食チューで
頑張ってくれれば

アゴの皮は
少し落ちた形にはなりますが

ええとこまでは自然治癒すると思います。


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犬のゴンが逝きそうだと呼ばれ
ゴンのとこに行きました。



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向こうにいるのがうちで一番の若手

かのんです。
足の長い子です。

余談ですが

だいたい犬は飼い主に似る
・・・という噂があります。



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今日も自由で楽しい
お年寄りエリア

お年寄り犬は本当にかわいい
誰よりかわいい♪



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咬みつきゴン

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



咬みつきゴンは

福島原発が爆発して飼い主が避難した後も
飼い主の意向により

自宅に併設されている牧場内に
同居犬と2匹で残されました。

飼い主の話だと
同居犬は早くに亡くなり

ゴンが1匹になっても連れ出さず
ドサッとフードを置いていたんだそう

月日が流れ
ゴンはついに寝たきりになり

そのままだと牧場内で死んでしまうし
新しい家には引き取れないし

・・・で
うちを頼ったとのこと

ゴンがうちに来たときは
原発事故から5年も経っていました。

寝たきりのゴンを見て私は尋ねました。
『うちで看取れということですね?』

飼い主からハッキリと意向を聞いてから
引き取りました。




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~~~引き取ったときのゴン~~~


引き取った時はガリガリで低血糖
いかにもお年寄り犬で

本当に立てなかったけれど
食べ物への執着がすごかったので

『食べさせればなんとかなるかな』

・・・と思い
吐くまで食べさせました。

広島に連れて帰って

それまでの安価な国産のフードから
ロイカナフードに変えただけで

《わずか一週間》で
ゴンは立つようになりました。

このときも私は
『食べ物はだいじじゃ!』と強く思いました。




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~~~立てるようになったゴン~~~


この後
メキメキと状態がよくなり

普通に歩けるようになり走れるようにもなり
カケションするようになり

ついに

避妊済みなのに(笑)
メスというメスに興味を持つようになって

オスに対して
ケンカを売るなど生意気になったので

去勢もしました。

それから1年半

私に向かって吠えたり
おやつと間違えて私の手を咬もうとしたり

毎日楽しく
元気に過ごしていましたが




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去年の1月
本当に寝たきりになりました。

寝たきりになってもゴンは

食べさせれば食べ
飲ませれば飲み・・ができていましたが

ついに
食べさせても食べなくなりました。



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寝たきりになって11ヶ月
今回私が広島に帰ってから2週間

「中谷さん!いよいよです!
ゴンにさよならしてください」

・・・と呼ばれ

『頼むから咬むなよゴン!』
・・・とドキドキしながら

私はゴンにさようならを言いました。
2週間で4回も!!

ゴンは
4回とも息を吹き返していますが

日に日に
小さくなってきているのは事実です。




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今朝もゴンは福丸さんに

「ゴンちゃん!ありがと!」
・・・と言われて

ぐちゃぐちゃになるぐらい
目一杯ヨシヨシされていました。

結局のところ最期は
感謝しかないですから・・・



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意識もなく
ただ呼吸をしているだけになったゴン

私たちは一蓮托生
同じ蓮(蓮)の台(うてな)でまた会おう

そ~は言うても
咬まれたら怖いけぇ

ゴンの隣りには忍を座らせようかな・・・

いや・・・待て待て・・・それじゃあ
忍が極楽浄土に往く話になる

そんなバカなことがあるわけない・・・

そっか・・・
ゴンに咬まれたとしても我慢するしかないか

よしわかった!
私がゴンの隣りに座るよ!

ゴンはまだ静かに静かに息をしています。

ゴン忘れるなよ
これが我が家の空気じゃ!うまかろ?

これが家庭のニオイ

死ぬ瞬間までそばにおる
お前を愛する家族のニオイじゃ


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