2018年2月1日木曜日

【猫】「ネコの裏側」撮る芳澤ルミ子さん 面白カットのウラに思いこめ

【猫】「ネコの裏側」撮る芳澤ルミ子さん 面白カットのウラに思いこめ
from : 〓 ねこメモ 〓
1:じゅげむ ★2018/02/01(木) 13:57:07.99 ID:CAP_USER9.net
足裏のつやつやした肉球や、むぎゅっと潰れたおなか、クールな視線。猫好きにはたまらない細部を“裏側”から捉えた写真集「ネコの裏側」(辰巳出版)がこのほど発売された。
撮影した写真家、芳澤ルミ子さん(45)は「猫と一緒に暮らしていても、見たことのない角度だと思う。猫に見下ろされる快感も味わうことができます」と語る。
モデルには共通点がある。皆、捨てられるなどして保護された猫なのだ。

個性豊かな保護猫たち

 隔月刊誌「猫びより」(同)などで活躍する芳澤さんは、2016年に写真集「にゃんたま」(自由国民社)を出版。雄猫の陰のうをクローズアップした同書は人気で重版4刷となっている。

 今回の「裏側」は、いずれも保護猫と触れ合える福島県郡山市と横浜市中区の猫カフェで撮影した。
郡山の「love.lab(ラブラブ)」では、透明なボードに枠と脚を取り付けた台を作成。猫たちが上に乗ったところを、あおむけに寝転びシャッターを切った。

 カメラの重さがかかる眉辺りは腫れ上がり、首も痛くなる。しかし「波瀾万丈に生きてきた猫たちは個性豊かで、撮っていて面白かった」と笑う。

みんな生きる価値がある

 お気に入りカットの一つは、ドライフードを食べているところ。「毎日おなかは満たされているはずなのに、こんなに一生懸命な顔してるんだ、と驚きました。ほら、これとか」。小さなかけらを競り合う写真を指さす。

 カフェを運営するNPO代表の渡辺愛子さんによると、芳澤さんは撮影のため3日ほど泊まり込み、飼育も手伝った。
「猫たちも心を許していろいろな表情を見せたのでは。血統書のある純血種だけがかわいいわけじゃなくて、みんな生きる価値がある、と伝えてくれる1冊」。
同NPOは2014年のオープン以来、地元保健所と連携して約700匹を新たな飼い主と縁結びしてきた。

人間と一緒に、幸せに

 芳澤さんも「全国で猫の保護活動をしている人たちにエールを送りたい」という。
「子猫は健康状態が不安定で死んでしまうこともあるし、成猫も病気や障害を持っている場合がある。継続して世話するのは本当に大変なんです」

 飼い主に捨てられ殺処分されそうになったり、野良として生活していて病気で死にかけたりといった過去を持つ猫たち。それでも写真を通して伝えたいのは、愛情を受けて幸せそうに生きている「今」の姿だ。

 「猫は強くて美しくて賢い。独立した精神性を持つ生き物だけど、人間と一緒に幸せになる動物でもあると思う」。
撮影で出会う野良猫にも、周囲の人との関係性の中で見せる表情や行動があると話す。「猫は人ありき」、芳澤さんの猫観だ。

裏のウラのうらは「むふふ」

 ページをめくりながら、また顔がほころぶ。「でもやっぱり一番は『こんなとこ見えちゃって、むふふ』ってところが魅力かな」。猫フェチ写真家のまじめな思いは、あくまで“ウラのメッセージ”なのだ。

写真はソースで
https://mainichi.jp/articles/20180125/mog/00m/040/009000c

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