from : ボルゾイな生活
いつもは5時前後に目が覚めてしまう還暦過ぎたカイ父である
今朝目が覚めたらもう8時近くになっていた
すでに陸ぼんの散歩を済ませたユリ母が
『今日は寒いよ』と
散歩に勢いを削ぐ辛口の挨拶を交わし
カイ君達と急いで支度して散歩に出る
寒さで背中を丸めた(ランドセルを背負ってるからです)小学生の通学時間
その後ろからカイ君達もついて行く
海岸ではすでに朝日が高く、海はキラキラとまぶしく輝いていた
カイ君がいつまでも砂浜で遊んでいてなかなか帰ってこない
カイ父とユリさんは、松林を抜けて堤防下にやってきた
しばらくすると砂浜からカイ君が勢いよく走ってきて、松林の隙間を抜けようとしたとき
足を滑らせて転倒した
『ヒ~~ン』と大きな鳴き声を上げて足をばたつかせている
幸い地面は砂だから大したことはなくて、すぐに起き上がった
そんな様子をカイ父は20mほど離れたところで見ていた
立ち尽くしたカイ君はあたりをキョロキョロ見渡しながら、カイ父を探しているのだろうか
いつまでたってもカイ君の視線がカイ父に向かない??
カイ父が『カイ君』と声を掛けたら、やっとカイ君の視線がこちらに向いた
カイ父にはなんだかわからない、頭に浮かぶには『認知?』
いやいや、そんな思いを打ち消したけど、少し寂しい思いを隠せなかった
まだまだ先は長いと思っているけど、
毎日を大切にして楽しい散歩がいつまでも続くように願いながら家路についた
我が家に近づくと、将来重要な任務を背負うだろう若者がけなげに歩行訓練中
老人カイ君は若者が嫌いである
少し匂いを嗅ぐと、あっさりと引き下がり踵を返して自宅へと向かうのです
カイ君と共に過ごしてきた期間11年間
来年は年男のカイ君です
これからも一日一日を大切にしていきたい

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