from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
少し食欲が出たキキさん(サビネコ♀20歳)。
元気がないわけではないので、やはり暑さのせいだろう。
昨日書き忘れたが、あまり水を飲まない猫のために、ベッツセレクションから「脱水ケア」というジェルが出ている。
喜んで食べたというレビューがあったので買ってみたのだが、お気に召さなかった。
けっこう高かったのに・・・と思うことが、猫との暮らしにはつき物だ。
その点犬は、猫よりはこだわりが少ない。
それでも、使ってくれなかったベッドはたくさんある。
今朝、はっちゃん(秋田MIX♂4歳)はすごかった。
いつもグレーの猫さんと散歩している白い和犬MIX(♀)と鉢合わせしてしまった。
この子は、マルちゃん(大型犬MIX♂8歳)のお友達で、会うと喜んで挨拶する。
だが、ちょっと元気がよすぎて、突進してきたり飛び跳ねたりする。
マルちゃんはプレイバウして応えるが、相手は中型犬の女の子なので、紳士的に対応している。
友好的な子だが、ちょっと興奮度が高い。
そこで回避しようと誘ってみたが、はっちゃんはその子のほうにそっと歩いて行く。
尻尾はほんの少し右に傾いているので、友好的な気分なのだ。
なので、少しだけ近づいて、3メートルぐらいのところから挨拶して、さらっと別れた。
はっちゃん、攻撃的でない犬はスルーできるようになっていたが、挨拶しようと自分から近づいたのは初めてだ。
ずっと回避を続けていると、やがてこうなる。
ピーちゃん(パピチワ♀10歳)は、まだ回避の段階だが、そのうちに挨拶できるようになりそうな感じだ。
そのピーちゃんは、今日はノリノリで散歩した。
1週間に1度くらい、そういう日があるのがおもしろい。
冬場はもっと多かったが、いまは暑いのであまり乗らない日が増えたのだろう。
うちの犬たちは、散歩のとき、目の端っこのほうでわたしをちら見しながら歩いている。
そして、なにか訴えたいことがあるときは、アイコンタクトしてくる。
そんなときは、もの言いたげな顔なので、すぐにわかる。
用もないのにアイコンタクトすることはない。
これが自然な姿なのだと思う。
一般的なトレーニングでは、名前を呼んで犬が飼い主のほうを見たらおやつをあげるというようなやり方で、アイコンタクトを教えることが多い。
アイコンタクトがトレーニングの基本と言われている。
そして、用もないのにやたら名前を呼んではおやつをあげる。
犬のほうは、おやつがもらえると思って、飼い主の顔ばかり見るようになる。
これを教えるのは、目を見ることで信頼関係が生まれるからだとか、危険なものや苦手なものに遭遇したときに、飼い主のほうに注意を引いてやり過ごすためだとか言われている。
だが、目を見させることから信頼関係が生まれるのではなく、信頼関係があるから飼い主の顔を見てくるのである。
因果関係が逆転してしまっているのだ。
また、気をそらせてやり過ごすというのは、一時しのぎにしかならない。
それよりも、自分で対処することを学んでもらったほうが、ずっと有効である。
アイコンタクトとおやつを利用して苦手なものをやり過ごしていた飼い主さんに、おやつをやめてもらったら、犬は全然苦手を克服していなかったということがしばしばある。
アイコンタクト方式ではなく、対処できないほどの刺激にさらさないように、犬が冷静でいられる距離をとって、安全な場所から対象を観察してもらっていると、犬は自分で対処することを学ぶのである。
まさに今日のはっちゃんのように。
パニックになってギャウギャウ吠えるのではなく、挨拶したり、退散したりすることを自分で選択するようになるのだ。
用があるときには飼い主の顔を見て、ちゃんと話しかけてくれる。
こちらも用があるときにだけ名前を呼ぶ。
それで十分なのである。
しっかりコミュニケーションするということが、犬育てでもっとも重要なことである。
そのためには、命令に従わせるのではなく、相手の言い分に耳を傾け、それをちゃんと聞き入れてあげることが大切だ。
基本は相手の人格の尊重であるということを、常に思い出そう。
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