2016年7月1日金曜日

【共存】 野良猫増加に「脱・殺処分」の一手…曽根崎で34匹に一斉不妊手術 被害コリゴリ、平和的共存で招き猫に

【共存】 野良猫増加に「脱・殺処分」の一手…曽根崎で34匹に一斉不妊手術 被害コリゴリ、平和的共存で招き猫に
from : 〓 ねこメモ 〓
1:のっぺらー ★2016/06/29(水) 21:17:01.69 ID:CAP_USER.net
長年、猫の鳴き声や糞尿(ふんにょう)による異臭に悩まされてきた大阪・キタの商店街会や町会、
「曽根崎心中」ゆかりの露天(つゆのてん)神社(お初天神)は29日、曽根崎・堂山エリアの野良猫約30匹の一斉不妊去勢手術を行った。
野良猫問題を解決するためには繁殖を防ぐことが肝要だとして、猫の「殺処分ゼロ」に全国規模で取り組む法人に依頼。
将来的にはキタ全域で実施し、猫との平和的共存を目指したい考えだ。

■きっかけは「餌付け派」「捕獲派」のトラブル

「お初天神さくらねこTNRプロジェクト」と名付けられたこの取り組みを発案したのは、
曽根崎お初天神通り商店街会と露天神社、曽根崎二丁目北・南町会。
昨秋、曽根崎エリアで野良猫にエサをやっていた人と、捕獲器を仕掛けようとした店がトラブルになったのがきっかけだった。

双方を知る同商店街会のメンバーが間に入って話を聞くと、飲食店側が野良猫被害に手を焼く一方、
キタへ来る客から猫の健康状態の悪さを心配する声が上がっていることや、
餌付けした猫に自費で不妊去勢手術を施している人がいることが分かった。

野良猫問題の解決には繁殖を防ぐことが必要として思案する中で、猫の「殺処分ゼロ」の実現を目指して
全国で不妊去勢手術の推進活動をしている公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)の存在を知ったという。

これらの情報を基に、同商店街会や地元2町会のほか、キタのまちづくり構想を担うキタ歓楽街環境浄化推進協議会も交えて対策を検討。
今年1月に予算を組んで曽根崎エリアの野良猫調査を始め、半年間で40匹に不妊去勢手術を行った。

同時に、餌やりをする人にも掃除などのルールを決め、
承諾した9人に、町会と商店街会からボランティア許可証を発行するなどの対策も取った。

■「桜の花びら形耳先」が去勢手術の目印に

しかし、エリアに想定以上の猫がいることが判明。
同基金に相談したところ、今回のプロジェクトの実施が決まり、同基金が無料で手術を行うことになった。

今月26日から商店街会、両町会のメンバーやボランティアが周辺に100台の捕獲器を設置。
捕獲した34匹を移動手術車に運び、獣医師が手際よく手術した。
手術済みの印として、片耳の先を桜の花びらの形にカットした。

同基金の佐上邦久理事長(56)は
「全国で年間約8万匹の猫が殺処分されている。そうした不幸な命をつくりださないためにも、
 キタの野良猫をすべて『さくらねこ』にし、招き猫として見守ってもらいたい」と話している。

◇さくらねこTNRプロジェクト
「TNR」は、Trap(捕獲)、Neuter(不妊手術)、Return(元の場所に帰す)の頭文字の略。
殺処分を減らし、野良猫の鳴き声や異臭問題を解決する手法として知られる。
「さくらねこ」は手術済の猫を誤って再手術しないよう、片耳の先を桜の花びらのようにカットすることからの呼称。

TNRの成否は「すぐやる」「全部やる」「続ける」の3つがカギとされており、
公益財団法人「どうぶつ基金」は昨年度、全国で8046匹に「さくらねこ無料不妊手術」を実施した。

写真:不妊去勢手術済みの印として、片耳の耳先を桜の花びらの形にカットされた「さくらねこ」

no title

以下ソース:産経west 2016.6.29 20:47
http://www.sankei.com/west/news/160629/wst1606290110-n1.html

続きを読む