2016年2月22日月曜日

犬を繁殖すること

犬を繁殖すること
from : ボルゾイな生活

あるブログでピレニーズの犬舎が火災で焼失し
復旧までの間の支援と預かりボランティアを募集している記事を見た

知ったのはFBである
FBでシェアされた記事の意見は
繁殖のための飼育を非難するもので、
犬舎での生活は犬にとっては不幸なこと
繁殖はやめて里親を探したらいい
とか
犬を犠牲にして繁殖することはいけないことだから
この犬舎は廃業すべきだと言う意見もある

この犬舎の実態は私は知らないが
繁殖していることをすべて悪とみなし非難することには疑問を持たずにいられない

この犬舎はピレニーズ専門犬舎のようである
おそらくピレニーズが好きでブリーディングしているのだろう
たいていの単犬種のブリーダーはその犬種が好きで自分の思う理想の犬を作出するためにブリーディングを行っています
その過程で子犬の販売もするが、大型犬では経費や人件費を考えるととてもじゃないが絶対に利益を出せないだろう
たいていの場合、このようなブリーディングは趣味だと思ってもいいだろう
そこにいる犬はブリーダーにとって大事で可愛い犬であると思う
このようなブリーダーをまるで劣悪な環境で利益のみのための繁殖業者と同列に扱うことは間違いである



果たして犬を繁殖することは悪いことなのだろうか
冷静に考えてもらいたい
現在、犬はすべて人間の庇護の下飼育されている
野生の犬(一般の家庭犬の野良犬こと)は基本的に日本では存在しない
犬を繁殖しなければ犬は種を存続させることが出来ずに絶滅します


過去から連綿と引き継がれた先人達の努力によって現在の犬種が作出され改良されてきた
それぞれの犬種にはそれぞれの用途がありスタンダードが確立されているのです


一般社団法人ジャパンケネルクラブ定款の第2章 (目的)第3条 には

この法人は、犬籍登録及び展覧会・競技会等に関する事業を行い、犬質の向上、犬の飼育の拡大・定着及び動物愛護精神の高揚に寄与することを目的とする。

とある

JKCの繁殖指針とブリーダーの役割として

正しいブリーディングと守るべき心得
犬の繁殖は、犬種の犬質向上及びその犬種が有する体質改良を目的として行われるべきものであり、そのために、最低限、次の事項を厳守する必要があります。

1.犬種のスタンダードについて、良く理解し把握しておくこと。
2.血統内容及び犬種のタイプ、性格を理解すること。
3.交配の良否、犬種の有する遺伝性疾患について究明し、発症を防ぐために無計画な交配はしないこと。
4.牝犬の生殖生理を十分に知っておくこと。
5.出産後、子犬の管理を十分に行い、譲渡前に駆虫、骨学的遺伝疾患の有無のチェックをすること。
6.奇形や欠点を有した子犬は、他の者に対し絶対に提供しないこと。
7.生まれた子犬の血統登録をすみやかに行なうこと。



過激な動物愛護の意見のなかには
犬を飼うのなら保健所から引き取るか保護団体から引き取るべきだ、などの意見もある
しかし、雑種の子犬を可愛いからといって安易に飼うことは大丈夫だろうか
成犬のサイズや形が想像できますか
それが自分の想像と違った場合はどうしますか

純血種は大まかなサイズや性質はある程度想像できます
自分の望む犬を飼うことができます


話を最初に戻します
劣悪な環境で飼育されることが不幸なことであって
犬にとっては繁殖することが不幸なことではありません
繁殖とはごく自然な行為です

最後に非難されるのを覚悟で
動物の命を売買することは良くないことです
しかしそれは性善説の上で成り立つこと
実際は高価な犬を求めたらそれなりの飼育をします
フードや医療もそれなりに費用をかけて大事にするものです
犬をもらってきた人の中には逆の心理が働かないと言えるでしょうか




自分の飼う犬種が好きで好きでショウに行ってみたいと思うのは自然な心理である
最初は愛犬1頭をハンドリングするだけだったものが
すぐに自分の理想とする犬が欲しくなる
新たに犬を求めてショウを続け
そして自分の繁殖した犬でタイトルを取る喜び
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優秀なブリーダーじゃなくても
ブリーディングは楽しいことです
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そんな世界に足を踏み入れるときは
誰だって未熟なブリーダーだ
それを非難されることはないと思う

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