from : ボルゾイな生活
テレビを見ていて、セレブの人達が大きな家に住んでるのを見て
うらやましいと思う
ファーストクラスで旅をしてスイートのペントハウスで泊まりたいと思う
高級スポーツカーを見かけて、カッコいい、欲しいなぁと思う
こんなことは自分にはとても無理なことだけど、
少しは可能性があることとして
宝くじを買って当たったら郊外に広い土地を買ってボルズをゆったり遊ばせてあげたい
なんてごく僅かな可能性を夢に見る
こんなふうに私は欲望にあふれている
誰しも少しはこんな気持ちはあるんじゃないかな
だって人間だもの(笑)
程度の差こそあれ
自分の境遇に不満を持ったり、
他人のことをうらやましく思ったり、
妬んだり・・・・・
だけど犬はそんなことを考えない
過去を悔やんだりしない
他の犬の境遇と比べたりしない
おそらくカイ君達は
『もっとお金持ちの人に飼ってもらいたかった』
なんてことは絶対に思っていない・・・・
だろう・・・
多分・・・(爆)
堤防を車で通ると、時々見かけるホームレス?のおじいさん
おそらく、このカートの荷物がこの方の持ち物すべてでしょう
空き缶をいっぱい積んでいたり、ダンボールを集めていたりする
そのおじいさんの横を
いつもワンコが寄り添うようにくっついて歩いている
最初に見かけてから7・8年になるから、ワンコはカイ君より年上だと思う
市内のホームセンターで玄関口にカートが置いてあり、
横にお利口に座っておじいさんを待っている姿を見た
スーパーの駐車場でワンコがドッグフードをもらっていた、
横でおじいさんがパンを食べている姿も見た
雨の日、道路わきでおじいさんがカートの荷物を整理しているとき、
ワンコだけ濡れないように軒下で雨宿りする姿を見た
おそらくこのワンコは畜犬登録をしていないだろうし、ワクチンなども行っていないかもしれない
かわいそうな境遇だと思う人もいるかもしれないが
まわりの人間はどう思おうと、ワンコは現在の境遇に絶対満足しているし他の犬をうらやましいなんて絶対思わないだろう
おじいさんにとってこのワンコは、かけがえのない家族だし、
ワンコにとっておじいさんは、いちばん信頼できる人間なのだ
このワンコは幸せだと思う
立派な家の日陰の庭に繋がれたまま、エサを与えられるだけの生活をしている犬なんかに比べたらよっぽど幸せだ
こんなふうにすぐに他と比べることを思う私は、やっぱり人間なんだ
犬の幸せの価値観は人間とは違う
ほんとうに犬ってなんてすばらしい生き物なんだろう
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