from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
昨夜はまたサル追いの空砲が鳴ったので、犬たち全員2階で寝た。
マルちゃん(ドゴMIX♂7歳)は、今回はピーちゃん(パピチワ♀8歳)のことも気にしなかった。
ピーちゃんは夜寝るときはベッドと決めているのだが、マルちゃんが先にいるとベッドに上れない。
そこでわたしに、「一緒に来てマルちゃんにお願いして」と頼むのだ。
わたしがマルちゃんにお願いすると、ピーちゃんは安心してベッドに上ることができる。
上ってしまえばいっしょに寝ている。
だが夜中になると、はっちゃん(秋田MIX♂3歳)のベッドに移動して寝ているようだ。
はっちゃんは夏場は床で寝ているので、空きベッドになっているからだ。
朝になるとピーちゃんが人間ベッドに戻っているのがおもしろい。
ピーちゃんもわたしに自分の要望を伝えるようになってきた。
うちの犬たちとはよく話が通じるが、ピーちゃんとも少しずつ通じるようになりつつある。
犬と仲間になって、コミュニケーションがスムーズになると、「犬をしつける」とか「トレーニングする」などとは全く違う、すばらしい世界が開ける。
このブログでもよく取り上げているが、エリザベス・M.トーマス『犬たちの隠された生活』(1995年)にも、こんなエピソードが紹介されている。
ある夏の暑い日、夫がコーン入りのアイスを買って食べていた。
犬がじっとアイスを見ているので、夫はコーンを差し出した。
すると犬は一口でアイスを食べてしまわずに、コーンのアイスをほんの少しだけ舐め取った。
夫がもう一口舐めてコーンを差し出すと、犬はまた少し舐める。
こうして順番に舐めた後、コーンのふちまで来た。
夫がコーンを一口かじる。
すると犬は唇をめくり上げて、小さな門歯で端っこを少しだけかじった。
こうやってかわるがわるかじったのち、最後に小さな先端が残った。
すると犬は夫にそれを譲った。
なんとも心温まる情景だ。
この犬と著者の夫は、8年間にわたって信頼と互恵の絆を作ってきたそうである。
なぜこの犬は、少量の食べ物を分け合うというような、「犬らしくない」ことができたのだろうか。
著者は次のように説明する。
「どちらも相手に対して不当な要求はせず、相手を下に見たり、自分が主人顔をしたりすることもなく、たいがいはそれぞれ相手のいる前で、自分のしたいことをしてきた。
こういう条件のもとでこそ(当事者双方がたがいに対等であると考えている、こうした環境のもとでこそ)かかる情景が生み出されうる。
自ら考えて行動する犬、過剰な訓練によって自発性をつぶされていない犬、行動の指針として、自らの観察力と想像力に頼ることのできる犬、そういう犬だけが、共有の一形態として相互にひとつのものを食べあう、そういったきわめて人間的な作法を理解しうるのである」。
わたしも同感だ。
どっちが上とか下とか、リーダーだとか、そんなことに囚われるのではなくて、それぞれが独立した人格として対等な関係を築く。
そこに、お互いへの尊重が生じるのだ。
やたら命令したり、管理されたりしていない犬は、自分で判断し、自分でふさわしい行動を選択する。
そういう犬が見せる想像力や感情は、訓練でがんじがらめにされた、過度にしつけのいい犬が見せるのよりも、はるかに豊かであると著者は記している。
まったくその通りであると思う。
自分の頭で考える感情豊かな犬とのふれあいは、こんなに楽しいものはない。
いまうちは、犬4頭、ネコ2頭の大所帯になっているが、そのなかでお互い礼儀正しく譲り合いながら暮らしている。
ちなみに、「小さな門歯で端っこを少しだけかじった」というのは、はっちゃんもよくやっている。
独り占めせずに、少しずつ分け合うのである。
自分で考えて相手に対する配慮ができるというのは、犬が高い道徳性を持った存在であることを示している。
目先の利益のためには地球環境とそこに住む生き物を傷つけることをも厭わない人間よりも、よほど優れていると思う。
わたしたちはこういう仲間を見下したり、支配したりしないよう、自らを律したいものだ。
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