from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
暑い日が続いている。
はっちゃん（秋田ＭＩＸ♂３歳）は、午前中は庭の日陰で過ごし、昼近くなると家に入ってくる。
ちょうどエアコンを使うころだ。
エアコンをかけると、吹き出し口の真下でごろっと寝そべる。
ルルさん（ヨーキー♀１０歳）もネコさんたちも、そういう場所は嫌いなので、はっちゃんが独占する。
子犬のころ、扇風機のまん前で、口を開けて涼んでいたのを思い出す。
いまはもうやらなくなったが。
夕方は暑かったので、谷コースに散歩に行った。
途中で草木が生い茂っていて進めなくなるところがあるので、そこで引き返すことにしている。
犬だったら行けるので、最初、はっちゃんは怪訝な顔をしていたが、すぐに了解してくれた。
立ち止まってリードを固定すると振り返るので、「ごめんね、もう進めないよ」と言うと、「そっか、しかたないね」みたいな感じで引き返すのだ。
先日いっしょに散歩した幼い柴ちゃんが、一見公道風な私道に進もうとしたときも、同じようにリードを固定した。
だが、初めてのレッスンでまだその意味をよくわかってなかったので、「どうして、こっちに行くよ」という感じでさらに行こうとした。
それでもリードを固定されているので、先に進めない。
何度かトライしてダメだとわかると、座り込んだ。
そこで近づいて、「ごめんね、行きたいけど人んちなんだよ」などとすなまそうな顔で言っていたら、了解して歩きだしてくれた。
ゆるいリードでのんびり歩いているときに、入ってはいけないところに以降としたときはリードをそっと固定する。
だが、グイグイ散歩かが切り替えたばかりのときや、子犬の場合、最初はその意味がわからない。
だが、「そっちはダメ、こっちに行くのっ」などとリードを引っ張ったりせずに、落ち着いてただ固定して待っていると、犬はなんだろうと思ってかならず飼い主の顔を見てくる。
そのときに、さっきのように対応するのだ。
とくに最初のうちは、すぐに「こっちに行こう」と交渉するのではなく、犬が納得するまで少し待ってあげよう。
通常は、長くても１分もかからない。
すると自分で考えて学習する。
２回目、３回目となると、だんだんすぐに引き返してくれるようになり、そのうちに人の敷地にはそもそも入らなくなってくる。
自分で学習できるように、働きかけは最小限にして、とにかく待っていよう。
せっかちは禁物だ。
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