2015年5月31日日曜日

憧れの犬との暮らし

憧れの犬との暮らし
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

スナップショット 1 (2015-05-31 13-02)



昨日の夕方散歩のときのはっちゃん(秋田MIX♂3歳)。


いつもご機嫌でニコニコだ。


このあと、一番苦手なわんこに会ってしまったが、空き地に回避することができたので、余裕でスルーした。


いつもは空き地には入らないので、回避のときに行くと興味津々で探索を始める。


他のわんこどころではなくなるので、本人もラクでいられる。


マルちゃん(ドゴMIX♂7歳)は、今朝は久しぶりにロングコースで、のんびり散歩を楽しんだ。


いつも通る道なのだが、日曜日なので通勤の車がいないため、とてもリラックスできた。


マルちゃんは、車への過剰反応はなくなったが、狭い道を高速で通っていく車には、「フンッ!」と鼻を鳴らす。


わたしもいっしょに鼻を鳴らして、「嫌だよね」とつぶやく。


日曜日はそれがほとんどないのがうれしい。


ところで、いま50歳前後以上の方は、子供の頃にアメリカのテレビドラマを見たことがある方が多いと思う。


高度経済成長がはじまったころの日本では、アメリカの「豊かな」暮らしは憧れだった。


その中に、「室内で大型犬と暮らす」というのもあった。


わたしは「名犬ラッシー」の再放送か、「新名犬ラッシー」を見た記憶がある。


60年代後半にボクサーを飼い始めたときに、アメリカのように家の中で一緒に暮らし、一緒の布団で寝たいと親に頼んだことがあった。


犬嫌いの母に、「おしっこするからダメ」と一蹴され、残念に思ったこともよく覚えている。


一人暮らしをはじめたら、絶対犬猫と同じ布団で寝ようと思っていたが、その夢は十分すぎるぐらいかなった。


室内で一緒に暮らし、一緒に寝てはじめて、動物と暮らす楽しみを満喫できるとわたし自身は思っている。


それを汚いとか毛が抜けるなどという人は、最初から飼わなければいいのだ。


だがその一方で、「しつけのために、犬はケージに入れて飼いましょう」などいうことが、いつの頃からか言われるようになった。


外飼いが普通だった頃にはなかった話だが、いまやそれが「常識」であるかのように言われるのはフシギなことである。


いまではアメリカもそうなりつつあるというが、ヨーロッパ(北・西)では室内フリーが常識である。


検索してみると、「室内フリーは問題行動の原因になる」などと書かれていたりするから驚く。


いわく、「室内でもハウス飼いが基本です。放し飼いにすると問題行動を起こします。ハウス飼いをすると、トイレの問題が解決するだけでなく、吠えもおさまります」。


だが、因果関係はむしろ逆で、ケージに閉じ込めている犬は、ケージを開けると大興奮して家中を走り回ってあちこちでおしっこするのである。


吠えについてはこんなことが言われる。


「犬は自由に動ける場所を自分のテリトリーだと考えます。そこでリーダー意識を持つ犬は、テリトリーを守ろうとして吠えるようになります」。


自由に動けない室内はテリトリーでないのか疑問は残る。


「リーダー意識」の存在は行動学では確認されていないが、それはさておくとしても、テリトリー行動としての吠えが、ケージに入れると軽減するのだろうか?


ケージの中から来客に吠える犬はたくさんいる。


他方で、ケージに入れられて無気力になって吠えなくなるというケースはあるし、音源から遠いために吠えないということもある。


だが、「ケージが安心だから吠えない」と言えるのかどうか。


また、こんな主張も見つけた。


「室内にフリーで飼うというのは、犬に野生に帰れということに他なりません」。


ちょっと面白い。


現代日本で飼われている犬は、野生に帰れといっても帰れないだろう。


だがここで野性と言っているのは、「自分で考えて行動できる」ことをさすそうだ。


フリーにすると犬は、「本能的な行動」すなわち、吠えたり、噛んだり、マーキングしたりするという。


なので、常にケージに入れて、飼い主が監視していないといけないと。


ここには非常に貧しい犬観があることがわかる。


犬は本能にしたがって行動し、犬が「考える」というのは、せいぜい本能の範囲のことである、など。


わたしだったらこう言う。


犬は学習により、自分で考えて行動するので、やたら「吠えたり、噛んだり、マーキングしたり」しないように学習できる環境を整えてあげましょうと。


ケージに入れたり、1つか2つの部屋にしか行けないようにしていては、学習することがができない。


いたずらされて困るものは片付けた上で、全部屋自由に行き来できるようにしてあげよう。


狭いところに閉じ込められて、自由に出入りできないとしたらどんな気分になるか、想像してみるといい。


上下関係や主従関係などを持ち出した説明は、もはや過去の遺物であることがはっきりしている(ジョン・ブラッドショー『犬はあなたをこう見ている』参照)。


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