2015年3月31日火曜日

動物病院選びのポイント

動物病院選びのポイント

from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

長老猫のキキさん(サビ猫♀19歳)と小麦ちゃん(茶白♂12歳)を、動物病院に連れて行ってきた。





キキさんは定期健診で、小麦ちゃんはワクチンである。





キャリーバッグを二つ出すと、お出かけ好きのルル(ヨーキー♀10歳)が、「わーい、わーい」と喜ぶ。





「猫さんたちの病院だから、ルルちゃんはお留守番だよ」というと、「え?」という顔をする。





そして出かけるときには、「ガーン」という顔で見送るのだ。





すごくがんばれば、スリングに入れて連れて行けないこともないが、ひとりで3匹はちょっとつらいので、留守番してもらった。





猫たちは、行きのタクシーの中では大声で鳴くが、帰りはキキさんは静かにしている。





いつもそうだ。





用事が済めば帰れると学習しているので、落ち着いていられるのだ。





キキさんは半年前の検査のときよりも、若干腎臓の数値が悪くなっていた。





初期の腎不全だが、19歳という年齢からしたらいいほうだ。





1年前から腎不全用のフードにしているが、これがおいしくないらしく、食べたがらない。





魚系のパウチが好きなので、薄めてかけてあげるとなんとか食べる。





やせてはいけないと思っておいしくしていたら、ちょっと太っていた。





この病院は、前回行ったときに動物扱いがまずますだと思ったのだが、今回は看護師が替わって、よくなくなっていた。





新米看護師はとくに、いきなり犬猫の脚をつかんで、診察台の上に横倒しにすることが多い。





小麦ちゃんは以前そうされて、ウンチを漏らしてしまったことがあった。





ベテラン看護師だと、なるべく立った姿勢でできるように配慮してくれることが多い。





今回キキさんは、採血のためにエリザベスカラーを装着され、横倒しにされた。





これまでの19年の生涯で、いろんな病院で何十回も採血されてきてはじめてである。





キキさんはおとなしくしていたが、もうこの病院には連れて行かない。





はっちゃん(秋田MIX♂2歳)が行っているちょっと遠い病院が一番ましなので、移動のストレスはあるがそっちにしよう。





病院選びにはいつも頭を悩ませる。





いい病院はあっても、あまりに遠いと移動のストレスのほうが大きくなってしまう。





なので、診察のストレスと移動のストレスを天秤にかけて決めないといけない。





診察のときに、今日行った病院のように、必要のないことをして動物にストレスをかけるようなところは避けたい。





もちろん、見立てのよさというか確かさと、インフォームドコンセントは重要である。





その上で、動物扱いがいいところを探すのである。





病院が少ない地域となると、選択肢がないので難しくなってしまう。





獣医師や看護師が、動物にストレスをかけない接し方を学ぶ機会がもっとあったらと強く思う。





だが人間の場合でも、なかなかそうなっていないので、動物となるとまだまだ時間がかかるだろう。





飼い主とにできることは、動物たちにかかるストレスが最も少ない病院を厳選することである。





診察前に動物たちにじっくり挨拶してくれるて、飼い主の言うことをよく聞いて、面倒くさがらずに質問に答えてくれるところが、いい病院であることが多い。





逆に、ろくに挨拶もせずに、飼い主は黙ってろという雰囲気のところは、動物にもストレスがかかる。





ただでさえ通院はストレスがかかるのだから、なるべく最小限にとどめてあげたいものだ。





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