2015年3月4日水曜日

なぜクレートトレーニングする?

なぜクレートトレーニングする?

from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

雨の後は掃除洗濯で忙しいが、それでも晴れているのはいい気分だ。





気温も上がって、すっかり春の陽気である。





散歩をしていると、いろんな花のにおいが漂ってきて、それもまたいい。





はっちゃん(秋田MIX♂2歳)の夕方散歩をしていると、近所の猫の「にゃんこちゃん」もブラブラ散歩していた。





見ていると、石垣のところで何かを見つけたらしく、じーっと獲物を狙っていた。





するとはっちゃんは、大きくカーブを描いて避けていった。





これは敵意がないよというカーミングシグナルだが、それ以上に、邪魔しないからねというメッセージだ。





帰り道ではにゃんこちゃんの姿がなかったので、「どこに行ったんだろうね」と話していたら、次のマルちゃん(ドゴMIX♂6歳)の散歩のときに、神社の境内で会った。





行動範囲がずいぶん広がったようだ。





わたしたちが通っていくのを、くつろぎながら親しげに眺めていた。





ところで先日、facebook友さんが、こんなことを書いていた。





なにげなくテレビをつけたら、「ダメ犬改造」をやっていて、クレートに入りたがらない犬をT字ほうきで追いたてて入れていたと。





犬はすっかりおびえた表情をしていて、とてもかわいそうだった、ということだった。





トレーニング現場では、こういう「無理やり」が横行している。





クレートトレーニングは絶対に必要というふうにトレーナーたちは言うが、そもそもこの考え方が間違っている。





そもそも室内で狭い場所に閉じ込めることは、動物福祉に反するのでおこなわない。





クレートが必要なのは、移動のときだ。





だが、超小型犬は、キャリーバッグやスリングなどの選択肢もあるし、大型犬はクレートに入れて持ち歩くことは不可能だ。





車での移動にしても、シートベルトやドライブボックスなどほかの選択肢もある。





さらに、何度も書いているように、入院のときのケージはクレートトレーニングとはまた全然別の話である。





そして、こうしたものを受け入れてもらうには、バッグで外出ならバッグで外出、車の移動なら車の移動、といったそのときどきのシーンで練習しないと何の意味もない。





そういえば、ルル(ヨーキー♀10歳)と何回かドッグスクールに行ったとき、ルルにしては大きなプラスチック製のクレート(バリケン)を買って、そこに入る練習をさせられた。





だがルルは、移送の時にはスリングを使うし、飛行機に乗るときにはソフトキャリーを使うので、バリケンは猫の秘密基地にしかならなかったということがあった。





また、こんなこともあった。





里子に行ったコンちゃんを飛行機に乗せるときに、大きなバリケンを航空会社から借りた。





そういう規定になっているのである。





コンちゃんは、狭いところに入るのは苦手なので、飛行場でバリケンに入ってもらうときには、嫌がって逃げようとしたらどうしようかと緊張した。





だが、そっと抱っこして車から降ろし、そのままやさしくバリケンに入れたら、おとなしく受け入れてくれた。





そういうものなのである。





落ち着いていて、自分で状況判断することができる状態なら、初めて体験するようなことでもパニクらずに受け入れるのだ。





逆に、何度も練習して嫌がらせると、嫌な経験を重ねてしまって、「絶対に入らないぞ」ということになってしまう。





T字ほうきで追いかけられた犬が、ほうきを見ると噛み付くなどということにならないよう、願うばかりである。





クレートトレーニングをしたことがある方も、したことないよという人も、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。

   ↓

にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへ

にほんブログ村





++++++++++++++++++++++++++++++++++++++







●無料メールレター会員募集中です





今後、重要な情報をお届けするために、PONOPONO無料メールレター会員登録が

できるようにしました。不定期ですが、ブログでは書けない話などもお届けしたいと思います。

もしよろしければ下のURLからご登録ください。





詳細はコチラ→ https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=EvtenlXz





●カウンセリング会員サービス現在空きがあります





PONOPONOは知るとやるとでは大きな違いがあります。そこで、サポートをしてほしいという

ご依頼にお応えして、私が直接メールとお電話でカウンセリングを行っています。

今はまだ空きがありますので、迷われている方は利用してみることをおススメします。





詳細はコチラ→ http://blog.livedoor.jp/nanakailua/archives/51705396.html





●facebook友達申請、大歓迎です





facebookでは、きついことも率直に書いていますが(笑)、よかったらご登録ください。





コチラからどうぞ→ https://www.facebook.com/satoe.kawakami?fref=ts