from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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夜中の気温がほんの少し下がってきたので、はっちゃん（秋田MIX♂7歳）がベッドで一緒に寝る日が出てきた。
真夏の間は暑すぎてゼロだったのが、ときどき一緒に寝るようになってきたのだ。
幸せな季節の到来である。
日中は真夏の暑さだが、少しだけしのぎやすくなった。
それでも日中はエアコンかけっぱなしで、はっちゃんは冷風を浴びながら寝ている。
パピーのころと変わらない。
パピーのころは、朝起きるとわたしの顔面にダイブしてきていた。
鼻と口がぷくぷくのお腹でふさがれてしまうので、起きざるを得ない。
いつも笑いながら起きていた。
今は玄関ドアをトントンとノックするのが合図だ。
わたしのところに直接「起きて」と来ないところが不思議だ。
猫たちもルルさん（ヨーキー♀2017年没）もわたしの体の上に乗ったり、耳元で鳴いたりなどして起こしていたし、はっちゃんもそれを知っている。
なのにノック方式を採用しているのだ。
ちなみにマルちゃん（大型犬MIX♂11歳）は、何か用事があるときはピーと鼻鳴きする。
朝はわざわざ起こすようなことはせず、じっと待っている。
猫たちの目覚ましはかなり早めの時刻に設定されており、この時期だと4時台だったと思うが、はっちゃんは現在6時ごろだ。
日の出時刻に連動しているので、これからもう少し遅くなっていく。
動物たちに起こされるのも、彼らと一緒に暮らす楽しみのひとつだ。
体の上に乗ってきたり、顔をなめたりする犬は多い。
だが、犬が起こしに来ても要求に従っているとボスと勘違いするからあえて起きないとか、ご飯も定刻にあげているとその時刻に吠えるようになるから時間を決めないなどという「しつけ」が提唱されているのを見たことがある。
いまもそんなことが言われているかどうか知らないが、これは意地悪以外の何ものでもない。
自分のご飯が他人に管理されていて、その人が起きないとご飯が出てこなかったら、わたしなら全力で起こすだろう。
それに、いつも時間が変わるというのも耐えがたい。
わたしは３～４歳のころ、日曜日になると母が遅くまで寝ているので起こしに行っていたのを覚えている。
それでも起きなかったので、自分でサンドイッチを作って食べており、それがまた気に入っていた。
食いしん坊だったのだ。
犬猫たちは自分でご飯を出して食べられないので、人間がさっと起きて用意してあげたい。
それで「わがままになる」ということはないし、逆にものすごく体調が悪いときには遠慮して寝かせておいてくれたりする。
大事な相手のことは大事に扱うというのが共通ルールだ。
人間はなんだかんだ理由を付けては意地悪なことをするので、いつも厳しく自らを戒めようと思う。
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