2017年11月1日水曜日

呼び戻しを教えなくて大丈夫?

呼び戻しを教えなくて大丈夫?
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

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いまスターフルーツが旬なので、よく食べている。

あっさりしていてしゃりっとした食感が大好きなのだが、犬たちには不人気だ。

ピーちゃん(パピチワ♀11歳)は、くわえて持ち去ってガジガジするが、少しだけ汁を吸ったら吐き出す。

はっちゃん(秋田MIX♂5歳)は、ピーちゃんが食べるのを何度か見て、ようやく食べてみようとするようになったが、ほとんど噛まずに吐き出す。

どこが嫌なんだろう。

ちなみに、ルルさん(ヨーキー♀享年12歳)はふつうに食べていた。

ところで、こんなご質問をいただいた。

PONOPONOの「しつけをしない犬育て」はいいと思うが、最低限呼び戻しは教えたほうがいいのではないか。

これはもっともな話で、実際、わたしも初期の頃は呼び戻しだけは教えていた。

舌打ち音とご褒美のおやつを関連付け、それができたらおやつを引き上げていく方式で、『カーミングシグナル』の著者、T.ルーガスのやり方だ。

トレーニングモードで何度もやるのではなく、散歩のときにさりげなく数回やる程度だ。

マルちゃん(大型犬MIX♂9歳)はすぐにできるようになったが、実際にはほとんど使うことはなかった。

呼び戻さなければいけない状況というのがほとんどないのだ。

当時マルちゃんは、鳥や猫などへの追いかけがひどかったが、そういうときには呼び戻しなどきかない。

そしてふだんは呼び戻さなくても一緒に歩くのだ。

その前のコンちゃんは、一応教えはしたが、人と一緒にとても上手にゆっくり歩く子だったので、まったく必要なかった。

その後はっちゃんを保護したときに、ようやく歩けるようになったばかりのはっちゃんが、教えなくてもついて歩き、名前を呼んだら草むらからぴょーんと飛び出てくるのを見て、呼び戻しトレーニングはいらないと思った。

のちにイギリスでシーラハーパーさんの研修を受けたときも、教えていなかった。

というか、リード固定してボディランゲージで「こっち行かない?」の交渉が、「呼び戻し」になると言っていた。

わたしもその意見に賛成だ。

犬はボディランゲージをよく見ているので、人間の目線や体の向きで、どっちに行こうとしているかを判断する。

見えないときは声を頼りに見えるところまで出てくる。

そして、人間に合わせようとするのだ。

だが、いつも人間の希望ばかりを押し付けていたら、犬だっていやになる。

なので、基本的に犬が行きたいところについて行く。

犬が落ち着いた状態ならそれで何も困らないが、興奮度が高くてたくさん歩こうとする場合は、リード固定で交渉する。

ゆっくり歩けるまでに落ち着いてきたら、危ないところに入りそうになったときに、軽くリードを固定するだけで犬はすぐに戻ってくる。

ではリードが離れてしまったときにはどうするかというと、犬の希望を聞きながらゆっくり歩いている限り、逃げて行ってしまうことはまずないのだ。

もっとも逃げるリスクが高いのは、おやつや罰を使いながら、何度も何度も呼び戻しの練習をさせることだ。

以前、実家そばに住んでいて多摩川の河川敷を散歩していたときに、何度もそういう光景を目撃した。

嫌なことをする人間のところには、われわれだって行きたくはない。

いつもやさしくて、ちゃんと自分の言い分に耳を傾けてくれる人のところにだったら、喜んで行くだろう。

犬は本来、人間とともに生きようとする動物なのだ。

チビはっちゃんの行動はこのことを表しているし、世界の多くの地域に住んでいるオフリード犬も、自発的に人と一緒に歩いている。

これは猫でもできることだ。

犬の場合は人間の意向に沿うように行動する傾向が強いので、教えることはなにもない。

いざと言うときに困るのではないかと思うかもしれないが、いざというときこそ見えない絆が真価を発揮する。

リードが外れた、リードがない、突発的な非常事態に巻き込まれたなどのときに、自発的に一緒に行動してくれるのである。

これも犬自身の判断によるところが大きい。

日ごろから自発性を尊重していれば、判断力を発揮できるようになるので、困ることもなくなる。

以前、はっちゃんと散歩中に、軽トラの荷台に乗せられた犬からいきなり激しく吠えられたことがあった。

はっちゃんは驚いて激しく吠え返し、リードを振り切って軽トラを追いかけていったことがあった。

民家がまったくなく車通りもほとんどないところだったのが幸いだったが、百メートル以上追いかけていった。

だがトラックには追いつけないので、あきらめたときに、大声で名前を呼んだ。

すると、わたしのほうを見たので、はっちゃんの方向には行かずに、片手を上げて(犬から見えやすくする)、家に帰る方向に向かって歩き始めた。

すると、はっちゃんは走ってわたしのところに戻り、一緒に歩いて家に戻った。

これはボディランゲージを使ったオフリードでの呼び戻しだが、はっちゃんじゃなくても、また教えなくても、犬はこのやり方に反応する。

犬を追いかけていくとどんどん逃げるので、帰る方向に行こうと提案するところがポイントだ。

走っている最中でなく、ちょっと止まったときに呼びかけることも重要だ。

呼び戻しは、トレーニングではなくコミュニケーションであるとわたしは思っている。

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