2018年7月27日金曜日

広島本部・7月27日

広島本部・7月27日
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

広島本部に朝が来た♪

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栃木拠点の朝は8時から
始まりますが

広島本部は

大動物たちがいるので
朝は6時から始まります。


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子猫

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子猫は

遊びに夢中になり
ごはんも食べないで寝てしまいます。

・・・なので

常時200匹前後の子猫を育てている
広島本部では

全頭の様子が見やすいように
1日の大半を

ケージレストさせています。


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これも
センターから猫全頭の引き出しを始めて

試行錯誤の末
たどりついた飼養方法ですが

まだ
これが最高とは限らず

今後
さらに経験を積んでいくと

もっといい飼養方法が
見つかるかも知れないと思っています。


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たかだか犬数千匹
猫数千匹と暮らしたぐらいじゃ

まだまだ語れぬ犬猫の世界

私も犬猫みなしご救援隊も
まだまだ発展途上

知らないことだらけ【日々学習】です。



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ずいぶんと成長した
子猫たちには

ロイカナキトン(ドライ)に
ちゅーるを乗せたり

子猫用焼きかつおを
混ぜて与えています。

とにかく
食べてくれないと始まらないので

食べてもらえるように
好みによって変えている状況ですが

今年の子猫は

ロイカナキトン(ドライ)を
よく食べてくれるので

ウエットフード主体より
便が柔らかくなりにくいですし

アゴを使うからか

早くから
しっかりした体つきになる気がします。

今朝も

ロイカナキトン(ドライ)を2kgと
子猫用焼きかつお20袋を

バケツで混ぜていました。

あ!忘れてた!

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支援物資のお願い

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★子猫用焼きかつお
★かつお節(人間用)

今現在
大量に消費しています。

ご支援をよろしくお願いいたします。

〒731-0234
広島市安佐北区可部町今井田690-2
NPO法人犬猫みなしご救援隊





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これぐらい成長すると
うちでは

主食をウエットフードから
ドライフードに切り替えます。


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まだまだ免疫力の低い
子猫たちを

ここで一気に成長させたくて

《粉モノ》でできている
ドライフードに切り替えるのです。



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乳飲み子の命は弱く
危ういものなので

これぐらい成長しても
まったく楽観できず

一気に食べなくなり
死んでしまう子もいます。



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みんなが食べている間も

食べ物に興味がない子が
必ず現れます。

昨日元気でも
今日食欲が落ちたりします。

強制給餌をして補液をして
できる限りの医療をかけても

それでも
死んでしまう子もいます。

そして

なんの問題もなく大きくなったころに
FIPになったり・・・

センターに持ち込まれる子猫は
特に弱いです。

押し寄せる死の恐怖に
私たちの精神は疲弊しまくりますが

それでも
全頭引き出しは続けます。

『子猫が死ぬのがイヤだと
落ち込む余裕があるなら

TNR不妊手術をバンバン進めろ!』

犬猫みなしご救援隊は
この考えですから



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7月22日(日)に

福山市から《終生》でやって来た
負傷子猫



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7月22日(日)来たばかりの
うぶちゃんです。

何日間か
病院で処置されていたみたいですが

巻かれた包帯に
オシッコがついているし

『なんかニオう気がする』

ニオイにうるさい私は
包帯を外すよう指示しました。

そもそも私は
患部がジクジクするから

包帯とかガーゼとかで
患部を隠すことが嫌いなんですよ

包帯とかガーゼとか巻かれたら

なんとなく
《治療してもらった感》はありますが

犬猫の場合は特に

傷口を覆うことで
ジクジクが治らずドロドロになり

取り返しがきかないことになるのです。

うちにはそんな子が
過去に何十匹も来ています。


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消毒すれば
腐敗が防げるのでは?

・・・について

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患部を
消毒して滅菌するということは

悪い菌も良い菌も同時に
殺してしまうということ

いろんな子が来て
いろいろ経験して

たどりついた治療法が

たった1回だけ
2種類の抗生剤ブレンドを患部に塗る

それだけで
患部の消毒は終了

あとは飲み薬で『頑張って!』

これが今のとこ一番です。

ヒデキもこのやり方で
ええ感じです。




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うぶちゃんは
馴れてない野良の子猫です。

人にベタベタ甘える子猫と
比べると

うぶちゃんのように
シャ~シャ~言う子猫は

路上で倒れていても

通行人に
助けてもらえる確率は低いです。

『この子を
どんな人が助けたん?』

うちの者が言うには

うぶちゃんを
保護してくれた人は

猫のことがよくわからない感じの人
・・・だったそうで

それなのに
うぶちゃんを助けようと

病院へ連れて行ったり
うちに《有料》で連れてきたり

奇特な人だということでした。

『そりゃ~よかったのぅ!』

保護した人の《愛ある行動》に
気をよくした矢先



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あぁぁぁぁ・・・
やっぱり腐っとるじゃん・・・

クサイ!クサイ!

赤身になるようなケガをしとるのに
こんな頑丈に包帯を巻くと

体温38.5℃で温められて
そりゃ~腐るわ!

ブツブツ言った瞬間




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はぁ?
骨が出とるじゃん!

ど~ゆ~こと!!

病院で処置してもろ~てから
来たんよね?

この子の履歴はないん?

あるんなら
すぐここに持ってきんさい!!

もう私は怒りまくり

獣医が診て
これはないでしょう!!

お薬袋が2つありました。

その袋には当然
病院名も書いてありました。

ムカつく!!


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保護してくれた人が
説明してくれたもの


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膿が酷い・・・って
ヒドイに決まってんじゃん!!

なんでこのままなん??

なんでこんな患部がグチャグチャなまま
骨が出たまま

包帯をするん?

腐るにきまっとんじゃん!

毎日消毒?
そんな話か!!骨が出とんぞ!

お腹をくだすすとか
今はお腹か?

それより
感染症対策じゃん!!

下痢どころの騒ぎじゃないじゃん
感染症で死ぬじゃん!!

この病院は
なんの薬を出したと言うん!

病院に連れて行ったのに
たいしたこともしてもらえず

このままま数日
無駄に過ぎて

仮にこの子が感染症で死んでも

「これだけのケガですからね」
・・・とでもいうつもりか!!

すでに感染症になり
手遅れかも知れんじゃん!!

これは確実に《人災》じゃん!

私の怒りはMAXを通り越して
誰もそばに寄らない感じ



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病院に通っていながら
このままって

誰が見てもダメでしょ?

骨も靭帯も
何もかも出たこの状態なのに

包帯巻いて消毒しろって・・・

体力つけて断脚って
何??

体力つける前に
感染症で死ぬじゃん!

即・断脚決定!



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断脚される直前
反対の足に医療用ホチキスが見え

『待って!!
こっちの足はど~なん?』

あ!クサイ!
こっちも腐っとる!!


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軽く押してみただけで
膿が出て来ました!!

ど~ゆ~こと?

何者??
この子を診た獣医は!

この子を殺したいんね!!

その時たまたま

うちの診療所には
3名の獣医さんがいましたが

『これが獣医のすることか!!』
『獣医としてのプライドもクソもないんか!』
『こんなクセに先生って呼ばれとんか!』
『人格もないヤツに獣医師免許を出すな!』

私1人がギャ~ギャ~騒ぎ続け
3名とも絶句で

同じ獣医がやったことに対して
何も言えない感じでした・・・




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ホチキスを取って中を洗うと
結構大きな穴が・・・

キレイにしないで
ホチキスでフタをすると

そりゃ~中は腐るよね!

それぐらい
隣りのオッサンでもわかるよね!

こんなことを獣医が
普通にやるわけですから・・・

情けない・・・

善男善女が
どんなに助けようと頑張っても

獣医がこれじゃダメじゃん!



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断脚が終わりました。

こんなに小さな子です。

誰だって
こんな小さな子に

麻酔はかけたくないです。

・・・けど
この子を助けたいなら

《待つ時間》なんてないハズです!

骨が出たままだと
感染症になって死ぬんですから!


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ヒデキのときも

たいがいにゃ~
獣医の処置に腹が立ちましたが

ヒデキのときの獣医は
どちらかと言えば

《悪気はないが》手術が苦手で
《腕がない》タイプかな

・・・と思えなくもないけど

うぶちゃんの場合は
《悪気もクソ》も

やることを
ちゃんとやれ~や!!

骨が出とんぞ!骨が!
消毒で済むかそんなもん!!

世の中

お金にならないと
処置をしない獣医が多いです。

もちろん
獣医ってのは職業ですから

対価は必要です。
これは当たり前のことじゃ思います。

・・・だけど
・・・だけど

困っている犬猫がいたら
ほんの少し

自分の能力と労力を
その子に提供してもええんじゃない?

ダメか?

金にならにゃ~せんのか??

1円たりとも
提供する気はないか???




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ヒデキにしても
うぶちゃんにしても

助けたいと思う人がいたのに

獣医のずさんなやり方で
こが~なことになり

私は情けない・・・

そのどちらも

市が違うだけで
広島県内にある病院

広島県内で
今日も今日とて診療中の動物病院

情けない・・・

本当に情けない・・・



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断脚の夜

うぶちゃんは目を覚ましました。

点滴の最中じゃし
もう少しだけ寝んさい・・・



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断脚の翌朝

シャ~シャ~言いながら
焼きかつおを食べました。




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私たちのTNRでは

最小で600gから
800gだと普通に不妊手術を施します。

ちびっ子はだいたい
麻酔の放出力が高いので

手術当日の夜には

何ごともなかったかのように
走り回ってご飯を食べるのです。




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もちろん

腐っていた足を
切り捨てただけで

感染症のリスクが
完璧に消えたわけではないので

抗生剤は入れ続けなきゃ・・・

感染症が回避できたとしても
今度は

断脚によって
血栓ができることだってあります。



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高熱が出ているので

《冷え冷え》を敷き詰めて
その上に薄いペットシーツを敷いて

その上に
エイデン&アネイのおくるみを敷いて

BOXティッシュを散りばめて

なんだかんだ
できる限り快適に静養できるよう

気をくばり




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あれだけの手術を
受けたわけですから

貧血予防もしっかりして

そして
《拝み倒しながら》

5日が経ちました。




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いつの間にか

うぶちゃんは
シャ~シャ~言わなくなり

甘えて来るようになり
グルーミングもするようになりました。



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漿液も溜まらず
縫合箇所も完璧で

ヒトヤマは越えてくれたかな・・・



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昨日センターから来た子猫たち

全員
申し合わせたように

目がグジュグジュ・・・

うちに来る子猫は基本
こ~いった子です。

・・・でも全員
【生きる権利を持っています】


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最後に・・・

また少し
男前になったヒデキです。


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