ぺっとあんてな: 啓発活動＆多頭現場

啓発活動＆多頭現場
from : NPO法人・犬猫みなしご救援隊・代表ブログ・みなしご庵へようこそ

６月１０日（日）
ねこけんさん主催の

「ちょう！ねこボラ会ぎしつ」
・・・というシンポジウムに参加しました。

私一人・・・ってのも変なので

盟友の
桂代ちゃんも誘いました。

桂代ちゃんは
ちばわんの代表ですが

一緒に立ち上げた
全国野良猫対策連合会の代表だし

もともと猫好きだし
引っ張り込みました。

「私は人前に出るのが苦手なのに
中谷さんが言うから」

・・・みたいに

仕方なく来たようなことを
桂代ちゃんは言ってましたが

この写真の顔を見たら
マンザラでもなさそうじゃん（笑）

このあと
「中谷さんも撮ろうよ」

・・・と言うことになったので

『じゃあ私は自分とこの前で』

私の
威張り腐った態度を見て

隣りにいたロイカナ社員が
爆笑

そ～なんです。
ロイヤルカナンも協賛してたみたいで

朝から
ロイカナ社員が挨拶に来るので

『ロイカナのフードを

日本イチ買うとるとこは
どこや？』

「もちろん
犬猫みなしご救援隊さんです」

（笑）（笑）（笑）

『ペットショップは
ロイカナフードを売って利益を上げとるが

うちは

自分とこの子たちに食べさせて
ウン〇を作っとるだけじゃ』

「ごもっともでございます」

・・・と（笑）

わかっておるなら
『ちょっとこれを貼ってくれんかね』

お手伝いしてもらいました。

世界のロイカナ社員を
コキ使って

設置場所まで決めてもらって
申し訳ないです。

パンフレットとともに

ベイビーパテ（商品名は違います）を
プレゼントするなんぞ

さすが世界のロイヤルカナン

うちは
子猫の多いこの時期だと

ロイカナパテを
月に何百箱も買って

離乳食に使ってますが
（そのままだったりミルクと混ぜたり）

下痢をしにくい離乳食だと思います。

桂代ちゃんと
次回TNR一斉の打ち合わせ

シンポジウムが始まる前から
次から次へと質問が・・・

始まりました。

それにしても
これだけの人を呼ぶなんて

すごいですね！

私には
これだけの人を集めることなんて

できない・・・

これは
自己紹介のときかな

桂代ちゃんの
ふてくされた顔（笑）

これは
事前質問で出たとかで

うちを批判した質問だったのです。

「５万円程度で
猫を引き取ってやっていけるハズがない」

「それじゃ
まるで猫の引き取り屋だ」

「劣悪な環境で
高い死亡率であればペイできる」

「このまま猫を回収する事業を続けると
史上最大の多頭崩壊する」

「集め過ぎた動物を
最期はどうするつもりか？」

この【匿名】の質問に
桂代ちゃんが喰いついてしまい

「みなしごのシェルターには
何度か行ってますけど

ニオイもなく清潔で
なんの問題もありません！」

・・・と
なんだか不穏な雰囲気になり

本来なら
聞き流す質問ですが

仕方なく説明したのです。

仕方なくって
答えるのは当然ですよね

私の問題ですしね（笑）

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

釈迦とてイエスキリストとて
悪口を言われるわけですから

こんな私が悪口を
言われないハズがないですからね

私は

私を知らない人から
悪口を言われることは

なんともないんですよ。

・・・なので
何度も言っているように

うちの施設を
劣悪な環境だと思いたいなら

思ってもらって結構です。

いちいち
否定も肯定もしません。

そんな邪推
私にとって重要なモンでもないしね

うちの環境の素晴らしさは
知ってる人は知ってますしね

そんな安い金額で
犬や猫を引き取っていたら

いつか経営破綻するぞ！
・・・と言われてもねぇ

う～～～ん・・・

うちは支援者さんが
しっかり支えてくれているので

破綻する雰囲気なんて
ミジンもないんですがね・・・

死亡率が高い・・・
これは仕方のないことです。

うちは

傷病を負った子を
積極的に引き取っていますから

先天的に
障害がある子も来ますし

大きなケガを負った子も来ます。

末期がんの子も来ます。

そもそも私は

看取りこそ
究極の愛護だと思っていますから

それを死亡率が高い
・・・と判断されてもねぇ

元気な子が
死んでいるわけではないしね

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

いずれにしても
自分のモノサシでしか

人を判断できない人は
残念ですけど

考え自体がそこ止まりなんですよね

例えば
水泳の選手でも

中学校の水泳部の選手と

オリンピックで
金メダルを取った水泳選手とじゃ

同じ水泳選手でも
泳ぐタイムはぜんぜん違うでしょ？

中学校のクラブ活動と
プロのアスリートとでは

練習時間も違いますし
練習場所も違います。

練習方法も違えば

練習の後の
体のケアの方法も違うのです。

それは
動物の保護活動も同じです。

同じ保護活動を行っていても
みんな同じ環境でもないし

みんな同じ経済力でもない
みんな一律じゃないのです。

Aさんにできて
Bさんにできないことはあるし

反対に

Bさんにできて
Aさんにできないこともある

なんでしょう・・・
自分ができないからと言って

「できるハズがない」
・・・と決めつけるのは大きな間違いです。

長い歴史の中

誰もができないことを
やり遂げた偉人がいるからこそ

今の文明の発達があるのです。

おそらく
歴史に名を遺した偉人たちは

「やめとけ」
・・・という意見を背中に受けながら

前に進んで行ったのだと思います。

「無理だ」と言われながら
それに没頭した人がいるから

鉄のカタマリであるあの飛行機が
空を飛ぶのです。

まぁこれも
私の考えですからね

私と正反対の考えを持つ人に
わざわざ

持論を
押し付けるつもりはないですけどね

シンポジウムが終わって・・・

たくさんの方が
私の前に列をなし

恒例のサイン会
写真撮影会
プチプチ相談会

中谷っていうヤツは
ブスでデブで入れ墨があって

煮ても焼いても喰えん
ど～しようもないオバンですけど

なぜか
人気はあるんですよねぇ・・・

この人気が
私のやる気の原動力で

『ヨシ！
明日も頑張ろう！』

・・・と思うのです。

去年末まで

栃木拠点で働いてくれていた
ヘレンです。

旦那さんが
千葉に転勤になって

引っ越すから退職したのですが

「東京なら行けます」
・・・と

会いに来てくれました。

みんなも
ヘレンとお久しぶりの再会に

喜んでいました♪

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

シンポジウムに
集まってくださった方々

雨の中
本当にありがとうございました。

また
どこかで会えるといいね♪

おそらく秋ごろには

チームMKがまた
【みなしご庵】を計画してくれるでしょう

埼玉県内で（笑）

※みなしご庵とは
２０名ぐらいが集まって
近い距離で話そうや会です。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

翌６月１１日（月）

東京都２３区内の
猫多頭崩壊現場に行きました。

明治大学でシンポジウムがあるから
東京の猫多頭もその流れで

・・・という
無駄のない計画です。

今回の現場は
分譲マンションの最上階でした。

マンションの最上階から
広がり落ちる悪臭に

他の住民たちは

ベランダに
洗濯物も干せなかったそう

今回も
たくさんいますねぇ・・・

この部屋が
きれいだった時期もあるのでしょうが

どこもかしこも
糞の堆積と

捨ててないゴミ・・・

床から１ｍぐらい
段ボール箱

袋の中身は
猫トイレ砂かな？

田原君がベットを
はぐると

おう・・・

大量の糞とたくさんの猫・・・

お風呂の入り口も
糞の堆積

不妊手術をしていないから
当たり前に子猫が生まれ

環境が悪いから育たないし
育ってもこの状態

出産したばかりの
母猫も４匹いました。

その数だけ
乳飲み子がいるわけで・・・

犬も８匹いました。

事前の
飼い主との話では

『犬ぐらいは自分で譲渡先を探せ』
・・と

私は言ったのですが
この状態を見てしまうとね・・・

このまま
知らんぷりってのもねぇ・・・

悩んでいたら
お手伝いに来てくれていた

足立区で猫の活動している
前田さんが

「地元で起きたことだから
頑張ってみる」

・・・と言ってくれ

最終的に
譲渡先が見つからないなら

うちが引き取るってことになりました。

地元の活動家の存在ってのは

私にとっては
とってもとってもありがたい存在です。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

途中で
みなしごバスの中の

ちびっ子たちの授乳に帰ると

普段
授乳の準備の音がしたら

ニャーニャー鳴くちびっ子が
まったく鳴かない・・・

キャリーの
フタを開けても鳴かない・・・

手を入れると
「シャー！」と攻撃態勢

あっ！

多頭飼養崩壊現場特有の悪臭で
私が臭いからじゃ・・・

すぐに服を着替えたけど

嫌がって
まだミルクを飲まない・・・

あっ！

露出していた腕を
ウエットティッシュできれいに拭くと

ようやく
ミルクを飲んでくれました。

すごいですねぇ・・・

これぐらいの
歯もまだ生えていないちびっ子は

顔認識はできず
認識は嗅覚のみなのですねぇ・・・

初めて知りました。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

多頭飼養崩壊現場から

マンションエントランスに
猫を運び出し

それから
うちの者たちの車に・・・

マンション管理人には
許可を取っていましたが

それにしても
エントランスが臭くなったので

通る人たちには
頭を下げて説明をしました。

『長いこと迷惑をかけましたが
この子たちが悪いのではない

・・・ということだけは
ご理解ください』

「ザ・ノンフィクション見ましたよ」
・・・という人もいて

「ボクも相談しようと思っていました。
よかったです・・・来てくれて」

・・・と言われました。