from : ドッグウォーカー博士のスローライフ
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昨日は午後から涼しくなり、とても過ごしやすかった。
すると、食欲がイマイチだったキキさん(サビネコ♀22歳)は、ごはんをたくさん食べ、変な咳もせずに快適そうにしていた。
やはりキキさん、暑さでバテているのだろう。
わたしもひどく疲れていたが、今日は少し涼しかったので元気を回復し、庭仕事に精を出した。
朝散歩から帰ってきてからすぐに始めて、12時ちょっと前までやっていた。
部屋に入ってスマホを見ると、スカイプにメッセージがある。
見ると、お客さんから「後で電話します」と来ている。
なんだろうと思ってみたら、わたしが11時20分ごろに何度もその方に電話をしているのだ。
そして、「電話ください」とのメッセージまで送っている。
アカウントが乗っ取られたのだろう。
慌ててその方に謝り、サインアウトしてパスワードを変えた。
Facebookやフリーメールでも同様のことがあったので、ときどきパスワードを変えるのを忘れないようにしよう。
ところで、一般的なしつけやトレーニングでは、サークルやケージなどに入れておくように言う。
だがPONOPONOでは、室内でケージやクレート、サークルなどを使うことはない。
乗り物で移動するときに、バリケンやドライブ用キャリーなどを使うことがあるが、その犬が受け入れやすいものを使う。
室内では、これも好みだが、ドアを取っ払ったバリケンの中にいるのが好きな犬にはそうしてもらう。
うちではルルさん(ヨーキー♀2017年没)が一時期気に入っていたが、大型犬たちは使わない。
ケージを使わないというと、犬は穴ぐらが好きだとか、静かに過ごせる場所が必要だという反論にあう。
だが、狭くて暗い穴ぐらっぽいものを好むのはむしろ猫で、犬は人間のベッドや犬ベッドなどを好むことが多い。
それに、犬に限らないことだが、穴ぐら好きであっても、出入り自由だから好きなのであって、閉じ込められてしまうとさまざまなストレス行動が噴出する。
静かに過ごせる場所が必要なのはまたくその通りで、そういう場所に犬ベッドを設置してあげたい。
クレートなどに閉じ込める必要はないのだ。
室内フリーで暮らす際に、犬が入れない部屋を作ってしまうと、よほどの大邸宅でなければ、犬の居住スペースが狭くなって人間との接触が多くなる。
なので、犬の居住スペースをたっぷり取るように、ドアで部屋を区切ってしまうのは止めておこう。
何部屋もあって、どうしても片付けることができない、あるいは入ってもらいたくない部屋があるという場合は、そこだけ閉めておくというのが妥協案だ。
ちょっと一人になりたいというときや、怖いものから隠れたいというときに逃げ場がないとつらいので、犬が好きでかつ安心できる場所に、快適な居場所を作ろう。
ひとりで静かに過ごす時間も、心の平安を保つためには必要だ。
もし、しょっちゅう犬のことを見ていたり、気にしたり、声かけしたりしている方がいたら、それをやめてみよう。
犬のことは気にせずに、自分のすべきことをする。
他の家族と同じ扱いにするということだ。
わたしたちは、同居家族のことをじろじろ見たり、常に声をかけたり、さわりに行ったりなどはしない。
基本的に知らん顔して過ごし、たとえば食事のときに話すとか、人によってはまったく話すこともなく過ごす。
犬だけベタベタすると犬も迷惑だ。
お互いに気にしすぎている場合は、犬がまとわりついてきたときに、穏やかな笑顔でカーミングシグナルを出してみよう。
横を向く、まばたきする、目をそらす、フリーズするなどである。
シグナルで「あなたのことは好きだよ、でもちょっと落ち着こう」と言うのである。
横を向いてじっとしていたりすると、人間としては無視した気分になるかもしれないが、犬の言葉では礼儀正しく、かつ友好的な態度である。
人間側のかまいすぎが犬を落ち着かなくさせていることもあるので、心当たりがある方はやってみよう。
一度出したら終わりというのではなく、目が合ったら必ずシグナルを出すのである。
犬同士の会話を見ていると、常にいろんなシグナルを出し続けている。
そうやってお互いに敵意がないことを確認しているのだ。
言葉で話しかけるかわりに、シグナルで会話をしよう。
こういうシグナルは、わざとらしくではなく、よく見ないと気づかないくらいにさりげなく出すところがポイントである。
犬がやっているやり方をまねするといい。
顔を背けるのも少しだし、まばたきは普段わたしたちがやっているのと区別が付かないぐらいだ。
さりげないほうが通じやすいと思う。
実際には犬の方を見ないということが、「あたたかく見守る」ということになるのである。
自主性、自立性を尊重して、パーソナルスペースを確保してあげると、もっと居心地がよくなると思う。
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