from : ボルゾイな生活
散歩途中で会う人達に声をかけられる
『あれっ、今日は2匹?』
カイが亡くなったことを告げると、
『寂しくなるね』と
ユリさんがいてくれてよかった
陸ぼんがいてくれてよかった
ブログのこと
書こうと思ってパソコン前に座っても何にもイメージがわいてきません
ただ昔の記事を読んでます
何にも書かないのも気になるので
カイ家がカイ君と出会った記事を再掲します
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本日のあらすじ
カマドウマ撲滅奮闘記
【カイ父がボルゾイを嫌いになった訳】
~からの~
カイ君を我が家に迎えたときの感動秘話(ほんまか?)
【カイ父がボルゾイを好きになった訳】
注)ブログ閲覧注意(笑)
虫嫌いの人にはキモい表現があります
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以前に何度か書いたけど、ボルゾイはいろんなものに似ている
散歩していても『ヤギですか?』と聞かれることあるでしょ?
言い出したらきりがないので、過去記事紹介します
ボルゾイに似ているモノ 全員集合?
リンク先にある動物に似ていると言われることは、ボルゾイあるあるだと思います
さて、そんな話をした後ですが
現在陸ぼんのお気に入りの高級おもちゃは、缶スプレーのふたです
あまりにお気に入り過ぎて、こんなに傷だらけになっています
ポリポリ、ガリガリ、コリコリ、永遠と続く耳障りな音
この音を聞くと遠い昔の嫌な思い出が脳裏に浮かぶ
これから先は少々気持ち悪いので覚悟してください
三十数年前、カイ父が学生の頃の話
それまで家賃8千円、4畳半一間から引っ越して
家賃1万2千円の台所付き高級?ぼろアパートに住んでいた
そのアパートは道路には面していたが
裏は山になっていて、よく虫が飛び込んでくるようなところだった
カブトムシやクワガタが入ってくるのならまだしも、
時には玄関開けたらムカデが歩いてることもあった
ある夜、寝ているとガリガリ、ガリガリ、と音がする
台所(といっても小さな流し台があるだけ)の方から聞こえる音を頼りに電気を点けたら
恐ろしいことに
前夜食べてゴミ箱に捨てたカップめんの発泡スチロールの容器のふちに
背中を丸めた(もともと背中は丸い)カマドウマがしがみついて、容器をかじっているところだった
知ってますか、カマドウマ?
人呼んで 便所コオロギ
想像してください
こいつが3匹ばかり並んで、夜中にカップめんの容器を
ガリガリ、ボリボリ、かじっている様子を!!
陸ぼんが缶スプレーのふたをかじる音を聞いて
そんな気持ち悪い音と気持ち悪い姿を思い出してしまったカイ父である
それからしばらくして、初めてボルゾイを知った
その丸くなった背中を見てカマドウマを連想してしまった
そんな事からカイ父にとってボルゾイは嫌いな犬種の第1位に躍進した
見てください!陸ぼんのこの姿
長い足にま~るい背中、やっぱりカマドウマに似てるでしょ
気持ち悪い話はこれからが本番です
お食事中の方、この先はご注意ください
カマドウマ、いいやこの際やっぱり便所コオロギと呼ぼう
学生時代のぼろアパート、ガリガリとカップ麺の容器をかじる音に耐えられないから、
なんとか退治しようと考えた、【カマドウマ人呼んで便所コオロギ撲滅大作戦】である
そして閃いたのは、ゴキブリホイホイを買ってきて台所に置くことだった
ゴキブリホイホイ改め、便所コオロギホイホイである
なにせ、築数十年のぼろアパートである
ゴキブリもたまには出没したが、
貧乏学生のカイ父は食料のストックがないし
料理なんかしないから
ゴキブリさんもあまり住みよい環境ではなかったのだろう
このときは、この気持ち悪い便所コオロギに比べれば
ゴキブリなんか可愛くて仕方ないぐらいで
捕まえてカブトムシのように飼育してもいいと感じていた
数日後、台所に設置したそのゴキブリホイホイ改め便所コオロギホイホイを覗いてみたら
さあ、ここからが凄惨な現場からの中継になります
心してお読みください
ホイホイの底に敷いてある粘着テープの上には、
便所コオロギの足だけが信じられないほど沢山ズラリと並んでいた
それも上の写真の足の配置そのまま胴体だけが無い状態です
ホイホイの粘着テープの上は、それこそ足の踏み場もないほど足が並んでいたのです
そして、列の一番後ろの1匹だけが五体満足のまま身動きできずに捕まっていたのだ
なんと、こいつらは便所コオロギホイホイに捕まったとき、
先に捕まった便所コオロギを食べ
そいつを次に捕まった便所コオロギが食べ
そして、そいつをまた次に捕まった便所コオロギが食べ
そいつを・・・・
そいつを・・・・
最後には、半分食べられて胴体がえぐれた便所コオロギの後ろで
五体満足の便所コオロギが、手足がくっついて動かないのに口をモグモグと動かしていたんだ
身の毛もよだつ地獄絵図を見たカイ父は、すぐさまそれをビニール袋に押し込みゴミ箱に捨てた
こんな出来事があって、カイ父は便所コオロギが大、大、大嫌いになりました
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
今から8年前
友人が『ボルゾイが生まれているけど、見に来て』と連絡が来た
そのときは『ボルゾイって、便所コオロギみたいな犬か!』と思ったものだった
しぶしぶ見に行ったら、ボル2頭、フラット2頭
仔犬達は楽しそうに近寄ってきて尻尾を振っている
玄関先でカイ父はボルゾイのメスを抱き上げた
アラスカンマラミュートを飼っていたから、仔犬はモコモコまん丸の可愛いものと思ってたけど
ボルゾイの子供は細くて、ひょろ長くて、毛が短くて、まったく可愛いところはない
すると和室の障子が開いて、でっかいボルゾイの父犬【そうじろう】がヌ~~と顔を出した
私達は玄関にいたから、床まで2、30センチはあるだろう高さから体高80cm以上もある犬が顔を出したものだから、目線の高さがちょうど一緒ぐらいで目が合った
ボルゾイのあまりの大きさにビックリしたものだった
その場所から離れて庭に周ると、遠くにいる伏せ目がちの仔ボルを見つけた
その仔は『僕の事はかまわないで、ほっといてください、こっちにこないでください』
そんな消え入りそうな視線を感じていると、無理やり家人が抱っこしてきた
この子はオスですと言いながらこっちに差し出した
ユリ母は『オスがいいんじゃない』ってあっさり言う
おいおいボルゾイ飼う気か?便所コオロギだぞ!と思いながらも
『あんたが世話するんだから、決定権はあんたです』・・・・・
そしてその時唐突に聞かされた話
『昨日この子達の母親が亡くなったんです』
母犬【小町】は6ヶ月の仔犬2頭を残し、虹の橋を渡った
(え~、そんなお涙頂戴話をしてこんな便所コオロギみたいなヘンテコな犬を押し付ける気か?)
長い間十数頭の犬を飼ってきたカイ家であったが
最後の子アラスカンマラミュートの【きんちゃん】を亡くしてからペットロスだった
3年経ってやっと新たな仔犬を迎える気になりかけたところに
めぐり合った犬が、なんだよ便所コオロギか!
ユリ母がOKして、その便所コオロギのようなボルゾイの男の子は、
そのまま抱きかかえられて車の荷室に入れられた
自宅に連れ帰って、ソファーに座るカイ父の横に座った便所コオロギは、
何を思ったのか、すぐさまカイ父の膝にしなだれかかった
気の小さいシャイな便所コオロギは、ひとり心細く知らない家に連れてこられた
頼る人はこの人しかいないと思ったのだろうか
不安な気持ちを抑えるには誰かに頼るしかないのだろう
そのまま長い時間ずっとカイ父の膝に頭をうずめていたのだった
そうしてカイ父は、このへんてこな便所コオロギの魅力にズッポリと嵌まった
むか~し、むかし
2007年正月2日のことじゃった~
連れてきた便所コオロギ・・・いやカマドウマは、すくすくと育ちボルゾイカイ君になったのじゃ
しかし、父は相変わらずカマドウマにはまったく魅力を感じないばかりか
嫌悪感は拭えない今日この頃(笑)
しかしボルゾイの魅力にはすっかり嵌ったのである
めでたし、めでたし
♪♪ 坊や~良い子だネンネしな~ ♪♪
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