from : ボルゾイな生活
ボルゾイな生活を振り返って思い出に浸っているカイ父です
今日も再放送でお送りします
2014年5月14日の記事から
散歩しているカイ君を譲ってほしいと声をかけられた
大金を積まれたカイ父の心は動くのか?
その時のユリ母の反応は?
カイ君¥200万円也
再放送でお送りします
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カイ君のいつものスタイル
ソファーにガッチャンコと嵌まっている
この格好を見るといつも懐かしいゲーム、テトリスを思い出す
頭の中にあのメロディーが流れるのだ
youtubeより拝借
ユリアはまだソファー初心者だから、なかなかピッタリとは嵌まらない
今ならテトリス一列クリアも無理である
唐突にだが、ここで思い出話
あれはカイ君が2歳ぐらいの時のことである
カイ父との散歩での帰り道、カイ君と国道を歩いている時
もうすぐ我が家へ向かう信号交差点の近くで、高級外車が隣をゆっくり併走してきた
後部座席の紳士が、微笑みながらジッとこちらを見ている
交差点を曲がって自宅に向かうと、その車も同じように曲がって、カイ父達の前方に止まった
ドアが開き、先ほどの紳士が車から降りてきて、カイ父に話しかけた
『いい犬ですね』
『ありがとうございます』と返事する
一通りいつも問いかけられる質問に『ボルゾイ』『ロシア』『オオカミ狩り』等と答えた後、
その紳士から信じられない言葉を掛けられた
『この犬を譲っていただけますか?』・・・・・・・・
とんでもない申し出にカイ父は大きく首を振って断ったが
『お金ならどれだけでも出します、100万円でどうでしょう、いや200万円でお譲りください』
『そんなお金があるのなら、どこかでもっといい犬を購入なさっては』
『いいえ、この犬が気に入ったのです、ぜひともお願いします』
押し問答のようなやり取りが何度か交わされたが
当然のことだが大事なカイ君を、いくらお金を積まれても譲るわけにはいきません
やっとあきらめた紳士は高級外車のドアの閉まる音を残して去った
しっかりと断って急いで家に帰る道すがら、カイ父は思った
どんなお金持ちかは知らないが
『世の中金で買えないものもあるんだぞ!』
心の叫びを飲み込みながら
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『お父さん、起きてください』
階段の下からカイ母の声が聞こえる、
少し不愉快な気分で目覚めたのは、寝室のベッドの上だ
いやな夢を見たもんだ
(なんだ、夢の話か!!と突っ込んでください)
やはり夢の中なので、車は黒のロールスロイスで
紳士はステッキを持ち山高帽をかぶって、先っぽがクルリと巻いた髭を生やしていた
カイ父のイメージするお金持ちの紳士はこんな感じなのだ
朝食の時、カイ母にこの夢の話をした
『200万でカイ君を売ってくれって、売るわけないよな!!』
カイ父が同意を求めるように言ったのに
カイ母の口からは予想を裏切る言葉が吐き出された
『お金持ちの家に行けばカイ君も幸せだし、うちはその金で好きな犬を買えばいいじゃないの』
それに続けてしらけた顔で
『それにどうせ夢でしょ』
・・・・・・・・・・
カイ君!カイ母はこんな薄情な女だぞ!!
母との散歩は売り飛ばされないよう気をつけろよ!
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