from : ボルゾイな生活
今日は国語の時間です
動詞の活用から基本五段活用
中学生で覚えましたね
未然、連用、終止、連体、仮定、命令
例えば『行く』という動詞
行かない
行きます
行く。
行くとき
行けば
行け
行こう
行の次が、かきくくけけこと変化します
それが『来る』になると、か行変格活用になり動詞自体の読み方が変わってしまいます
こない
きます
くる
くるとき
くれば
こい
こよう
行の読み方が変わって、こ、き、く、くる、くれ、こい、こ
面白いですね
さ行変格活用も『する』が
しない
します
する。
するとき
すれば
しろ、せよ
しよう
し、し、す、する、すれ、しよ(せよ)、し
ホント、日本語って面白いですね
さてカイ君地方の三重県ですが
三重は東海地方の分類で、愛知岐阜三重を東海三県として扱われていますが
近畿地方にも含まれて関西圏の影響もうけています
言葉も名古屋弁とは違って関西弁に近いが、名古屋の人からは関西弁に聞こえるかもしれないけど
関西の人から見れば関西弁とは思われていない三重弁です
三重県も北中部と南部そして伊賀地方でそれぞれ言葉が違っています
『来ない』のことを関西弁で『けーへん』『きやへん』『こーへん』『きーひん』等言いますが
三重県では『こやへん』『こやん』カイ父の生まれた志摩では『こやせん』『きやせん』と微妙に違う
『来ない』の関西弁『けーへん』が、三重弁で『こやへん』になり『こやん』に省略されたのか
『ない』という助動詞が『やん』として否定を表します
『あの人は来ないでしょう』と同意を求めるとき、関西弁で『こーへんやん』、それを三重弁では『こやんやん』(笑)
最初の『やん』は否定で次の『やん』は同意を求めるもしくは念押しになります
『そんなもん、食べやんやん』
『そんなこと、ありえやんやん』
『この道、通れやんやん』
三重県民が三重弁だと思っている言葉はたくさんあって
学校の教室を掃除するとき、二人で机を持ち上げて運ぶことを、机を『つる』と言います
一人が机の端を持ってもう一人に声を掛けます
『そっちつって』
夏の日差しの強い暑い日に道路でカエルが干からびているときは
『カエルのカンピンタン』と言います
ミミズも『カンピンタン』になっているところをよく見ますね
道路が渋滞して混んでいるとき、他県で『道路がつんどった』と言うと全く通じません
日にちの数え方
明日、あさって、ささって、しあさって、となるので
『しあさって』に約束すると一日ズレて会えないので注意してください
コーヒーに砂糖を入れたら、下に砂糖が『とごっとる』のでよくかき混ぜましょう
『このゴミ、ほっといて』と言われて、そのまま何もしないと叱られます
必ず捨ててください
今日も本の紹介
三重県の人にしかウケないけど
三重弁やん
2018/1
神田 卓朗
1300円+税
風媒社
「お肉、いろてみ」「そんなん、食べやんやん」…。2004年頃から2017年までの間に使われている、日頃の三重のことば表現を出来る限りそのまま記録。地域ごとの特色ある三重弁を多数紹介する。方言ミニ知識も収録。
連休に三重県に遊びに来る予定の皆さん
三重の言葉にご注意を(笑)
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