2017年3月23日木曜日

「ちゃんと育てる」をやめる

「ちゃんと育てる」をやめる
from : ドッグウォーカー博士のスローライフ

朝、雨音で目がさめた。

犬たちはごはんを食べて二度寝。

マルちゃん(大型犬MIX♂8歳)も、雨が止んでから庭に出て行った。

雨の日はみんなでまったりできるので、それもまたいい。

うちに面した農道は、車がほとんど通らないが、雨だとさらに少なくなる。

犬たちは部屋にいて窓をしてめいるときには、車が通っても吠えないので、生活空間がしーんとしている。

訪問者への吠えを気にする飼い主は多いが、よその人や犬などがテリトリーに近づいたときに吠えるのは、犬の習性である。

飼い主が対応したり、訪問者が去ったりして吠え止めばいい。

うちの犬たちは、わたしが対応したら静かになる。

ずっと吠えていると、犬はどんどん興奮してきてストレスがかかるので、それは犬にとってよくないという話だ。

ところが、吠える=しつけがなっていない、と考えて、吠えをゼロにさせようと考える人もいる。

これは、犬の習性への無理解によるものだ。

他方で、犬は不審者に吠えるものとわかっていても、「世間体」を気にする人もいるようだ。

「犬はしつけるもの」という考え方が蔓延しているので、「犬のしつけもできない」などと思われたくないということだろう。

「ちゃんとしつけなないといけない」とか、「ちゃんと育てないといけない」ということが、犬に限らず子どもについても、飼い主や親に重くのしかかっている。

このことが、気持ちの余裕を奪い、「いい子」の強要を招いているとわたしは考えている。

犬も子どもも、それぞれさまざまな個性を持っている。

その個性を、自分が考えた「ちゃんと」に当てはめようとすると、いろんな芽を摘むことにならないだろうか。

わたしは自閉症スペクトラム障害という、いわゆる発達障害を抱えている。

確定診断を受けたのは40代になってからだったが、それまで世間的な「普通」を求められても、自分が思う「普通」との間にずれがあって、常に不適応感を持っていた。

発達障害がわかったので納得したところもあるが、たんに「個性」として受容されていれば、それですんだことだ。

「みんな」(=多数派=定型発達者)と同じようにできることを求められても、できないことはできない。

そこで無理をすると、かえって社会適応が困難になる。

逆に、個性を尊重されて、ゆるく、楽しく育てられた人は、非常によく適応している。

それに自己評価も高い。

これは犬育てでも同じだ。

ちょっと興奮しやすかったり、デリケートだったりする犬でも、個性を受容されてゆったり育つと、穏やかでニコニコな犬になる。

あれができない、これができないとか、ちゃんとしないとダメだなどと言って、「しつけ」や「トレーニング」にはげむと、しょんぼりして生気がなくなったり、ギラギラして攻撃的になったりする。

「ちゃんとしつけをしないと大変なことになる」などと言われるが、実際は、「ちゃんとしつけをしようとすると大変なことになる」が正しい。

しかも、犬だけでなく飼い主も大変なのだ。

それよりも、楽しく、気楽に、犬の言うことを聞いて、たっぷり甘えさせて育てよう。

すると、その子のいいところが見えてくるし、その部分がさらにのびていく。

自分も犬も笑顔になる。

そのほうがずっといいと思うのだがどうだろう。

ちゃんと育てないといけないと思っていた人も、ゆるく楽しんでるよという人も、にほんブログ村のクリックで応援をよろしくお願いします。
   ↓
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

++++++++++++++++++++++++++++++++

↓無料プレゼントや、PONOPONOが今オススメしているサービスです↓

●無料メールレター

いまご登録いただいた方は、以下をプレゼント中です。
・Webセミナー 「犬の表情を読み取ろう」
・PONOPONO犬育て100のポイント

http://pono2.info/ml

●PONOPONO実践者のコミュニティ「PONOPONO OHANA CLUB」

私は、ここを中心に活動しています。毎日仲間が増え続けています!
ぜひページを見てみてください。
今なら、14,700円のPONOPONO入門講座を無料で見ることができます。

http://pono2.info/oc

●PONOPONO基礎講座

PONOPONOの基礎・基本的考え方をまとめたテキストとDVDです。
犬という最良の友との幸せな暮らしを、先延ばしにすることはありません。
多くの方の改善結果やあまりにも幸せそうな犬の画像に驚くと思います。

http://pono2.info/ntpt