from : ねこかます
今まで見た中で最も強かった猫は?と聞かれたら、間違いなくこの猫を挙げます。
2013年冬から2014年秋くらいまで、公園周辺を根白にして猫たちを恐怖の底に突き落とし、他のボスタイプの猫たちを引退寸前まで追い込んだ暴虐の猫・流れキジトラ。
参瑚をはじめとする茶トラ3兄弟は、このやばい猫と前線で戦って逃げながらも結局公園にい続けたのだから逆に大したものなのかもしれません。
参瑚も一度しっぽを大怪我してますが、たぶん流れキジトラにやられたものと思われます。
とはいえ、流れキジトラは本来の猫らしくほぼ群れず、一緒にいたのが姉妹猫と思われて相棒の流れキジ嫁くらいのもの。
栗白にも押しきれなかったりと、メス猫には弱かったというのが弱点でした。
そういう意味では、凶暴で強い猫ではありましたが、ボス猫というタイプではありませんでした。
最強の「ボス猫」というと、やはり黒皇になるのかなと。
体格は当初年老いたメス猫と思うほどに小柄で華奢、歯も一本しかなく、声はしゃがれて出ない状態。当初は黒猫婆さんと呼んでました。
しかし、未去勢のオスが多く、かつ区の境界線ゆえに強い猫が流れてくるにもかかわらず、黒皇に明確に勝てた猫は見た事がありませんでした。
黒皇が最強のボスたる所以は、保護すると決めた猫の面倒をちゃんと見てた事。
キジトラ一家は黒皇の庇護の元で暮らしました。キジトラ一家も、強い猫はいたにもかかわらず。
彼がくれば猫たちに緊張が走るのがわかりました。
そして突然走り出して猫をしばくという。
どういう社会構造なのだろうと不思議に思ったものですが、理由は未だにわかっていません。
ボス猫がボスたる所以は、やはりファミリーや縄張りを護るという事、猫の集会の中心にいる事なんだと思います。
圧倒的な攻撃力を誇った流れキジトラも、口内炎の悪化で衰弱して公園を去ったようです。おそらく猫エイズにもかかっていたと思われます。
元飼い猫という事もあって、黒皇は何度か体調を崩しても人の手でケアされ、最終的に自分の家で末期腎不全の終末期を過ごし他界しました。
住宅街のボス猫は人との付き合いも心得てるというのが大事な点だと思います。
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