from : ボルゾイな生活
雨の朝散歩から帰ってきた
玄関で待つ構えていたユリ母がタオルを持って
『誰から拭きましょうか』と声をかけると
ユリさんがグイグイと中に入って
『私から拭いて』とユリ母の横に進み出る
ユリさんが拭き終わるまで、順番を待つカイ君なのです
ユリさんの体をやさしく拭きながら
ユリ母がしみじみと言った
『カイ君は陸ぼんは厳しくしつけてきたのに、ユリさんには一度も怒ったことないよね』
仔犬の陸ぼんには、カイ君は犬社会のルールを厳しく教えてきた
散歩から帰って家に帰る順番や部屋に入る順番を守ることや、遊びに誘う方法など
上位の犬に失礼な行いは決して許さなかったカイ君なのです
ユリさんは犬社会のルールをまったく知らずに育った
そんなユリさんを引き取ったときは、カイ君の食べている食器にも平気で顔を突っ込んで食べるような状態だった
そんなときでもユリさんのことを怒ったことがなかったカイ君なのです
カイ君はユリさんが我先に行動してもおおらかに許せるらしい(笑)
理由はカイ父の推測に過ぎないが
我が家に来た頃のユリさんは大きな心の傷があったはずだ
そんなユリさんは、やさしく迎えることが必要だったのかもしれない
カイ君にはそんなことがわかっていたのだろう
夕方の散歩は小雨なのでレインコートは着なかった
ザバ~~ンと荒い波がカイ君を襲う
『カイ君、うしろ!うしろ!』(笑)
家に帰って体を拭いてもらいます
もちろん、ユリさんは先に拭いてもらいました
リビングの前でドアを明けてもらうのを待つ
もちろん、ユリさんが先に入ります
ユリさんと陸ぼんに対するカイ君の接し方は
多頭飼育の飼い主(カイ父ユリ母)の手本になっている
カイ君から学んだことはたくさんあるし
どれも我が家には貴重な経験になっているのです
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